救心の効果5つ
救心と聞いて、まず思い出すのはCMソングではないでしょうか?
胸が苦しい時に飲む薬かなと想像は出来ますが、実際はどんな効果があるのでしょう。
そこで今回は、救心がどんな薬でどんな効果があるのか、ご紹介したいと思います。
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目次
救心とは?
救心をひと言で表しますと、「循環器のバランスを整える薬」です。
循環器とは、体の中で血液や酸素、栄養分を運んだり、不要なものを回収する働きに関係している器官を言い、心臓や血管、リンパなどが含まれます。
救心は、3mmの粒状の薬で、15歳以上しか飲んではいけません。
救心は、9つの生薬成分を混ぜて作られた漢方薬です。
救心の効果
血液の流れを良くする
血液の流れを良くする効果は、救心の大切な効果の1つです。
救心に含まれる生薬のうち、ヒキガエルの腺分泌物である「センソ」の成分が、直接心臓の筋肉に働きかけて、心臓から送り出す血液の量を増やします。
心臓の筋肉が弱ると、心臓がドキドキする動悸を感じたり、少し動いただけで息切れするようになってしまいます。
「センソ」の力によって、心臓の筋肉が強くなることで、動悸や息切れの改善が期待できます。
呼吸を楽にする
救心には、呼吸を楽にするために「呼吸興奮作用」と呼ばれる作用があります。
救心に入っている成分のうち、「センソ」や樹の樹脂である「ジンコウ」、幹の隙間から採れる結晶である「リュウノウ」が、呼吸を楽にする働きに関係しています。
呼吸が楽にできると言うことは、息切れの症状に改善が期待できます。
神経のバランスを整える
動悸や息切れが起こる原因は、心臓の筋肉が弱いだけではありません。
ストレスや、更年期障害などの神経やホルモンバランスの乱れによっても、動悸や息切れは起こります。
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救心の成分である「シンジュ」、「センソ」、「ジンコウ」、サイガレイヨウの角である「レイヨウカク」は、神経の緊張を鎮める働きがあります。
神経の緊張を鎮めて、神経のバランスを整えることで、動悸や息切れの改善を期待します。
体中に酸素を行き渡らせる
救心の効果で、血液の流れが良くなったら、血液と一緒に運ばれる酸素も体中に行き渡ります。
体の中に酸素が足りてないと、頭がぼーっとしたり、元気がなくなります。
救心の成分には、このような症状を改善し、気つけも期待できるものが含まれています。
鹿の角である「ロクジョウ」や「ニンジン」は心臓を強くしたり、体を元気にする作用から、気つけの効果があるとされています。
体の余分な水分を体の外に出す
体に水分が溜まると、水分が血管の幅を狭めてしまい、その血管に血液を流すので、心臓は余計な圧をかけ、負担がかかります。
そこで救心の成分のひとつである「ゴオウ」という、心臓を強くする成分が作用して血流を良くし、代謝を上げることで、水分の排泄に効果があります。
また、豚の胆汁である「ドウブツタン」は消化器の働きを改善するので、老廃物を体の外に出す効果があります。
水分を出す事で、心臓の負担が軽くなり、動悸や息切れが改善されます。
救心は誰でも飲めるの?
救心と同じ成分が含まれる薬を飲んでいる人の場合は、成分をたくさん摂り過ぎてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
救心と同じ成分が含まれている可能性が高いのは、心臓を強くする「強心薬」と呼ばれる薬です。
また救心を飲んで、発疹やかゆみなどが現れた場合は、飲むのを止めて病院を受診するようにしてくださいね。
まとめ
救心はたくさんの生薬の効果で、動悸や息切れ、着つけなどを改善してくれる薬なのですね。
お年寄り向けの薬かと思っていましたが、調べていくうちに幅広い年齢に使えることが分かりました。
救心は市販されていて手軽に買えるので、息切れなどの悩みがある方は、ぜひ試してみてくださいね。
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