目やにが糸を引く原因5つと対処法6選
朝起きたら、目やにで目が開かないことありませんか?
目やには目から出る老廃物なので、目やにが出ること自体は自然なことですが、糸を引くような目やにの時は、病気の恐れがあり注意が必要です。
そこで今回は、目やにが糸を引く原因5つと対処法6選についてご説明していきます。
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目次
目やにが糸を引く原因
細菌性結膜炎
細菌によって、まぶたと眼球を繋いでいる結膜という部分に炎症が起こります。
原因となる細菌は、黄色ブドウ球菌が代表的です。
黄色ブドウ球菌は体中に存在している細菌で、普段は炎症を起こしませんが、疲れや病気で抵抗力が落ちている時には、炎症を起こします。
細菌性結膜炎になると、糸を引くドロドロとした目やにが出る以外に、黄緑がかった膿が出ることもあります。
ウイルス性結膜炎
ウイルス感染によって起こる結膜の炎症です。
原因となるウイルスによって、いくつかの種類に分けられますが、最も多いのが流行性結膜炎と呼ばれるものです。
流行性結膜炎は、アデノウイルスが原因で起こります。
ウイルス性結膜炎になると、糸を引く目やにがたくさん出るほか、眼に痛みが出ることもあります。
また、細菌性結膜炎より感染力が強いことが特徴で、子供の場合は、プールの授業で感染することも多く、注意が必要です。
アレルギー性結膜炎
アレルギー物質が原因で、結膜に炎症が起きます。
原因物質は、花粉やダニ、ほこりなどです。
アレルギー性結膜炎になると、糸を引く目やにが出るとともに、激しいかゆみを伴います。
ドライアイ
ドライアイ、つまり目の乾燥でも、糸を引く目やにが出ます。
ドライアイになる原因は、コンタクトレンズの使用やパソコンなどの画面を長時間見る、乾燥した部屋で過ごす、眼を酷使しているなどたくさんあり、患者数もとても多いです。
ドライアイになると、細菌やウイルスにも感染しやすく、結膜炎を発症することもあります。
涙嚢炎
涙嚢炎は、涙を出すのに関係がある涙嚢と呼ばれる所が、炎症を起こした状態です。
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涙嚢炎では、糸を引く目やにの他に、涙嚢が腫れたり、発熱などの症状が起こります。
目やにが糸を引く場合の対処法
糸を引く目やにを取る
対処法として最初に紹介するのは、目やに取る方法です。
指先で取りがちですが、指先で取ると目が傷付けてしまうことがありますので、注意が必要です。
なので、糸を引く目やにを取る時は、柔らかい布や綿棒を使って、優しく取るようにして下さい。
また、固まってしまった糸を引く目やには、蒸しタオルを目に当てて、目やにをふやかしてから取るのもおすすめです。
細菌性結膜炎への対処
細菌が原因の結膜炎には、抗生物質の入った目薬が有効です。
また、黄色ブドウ球菌が原因の細菌性結膜炎は、体が疲れている時にも起こりますので、しっかり睡眠を取る、しっかり食べるなど、日頃の生活習慣を見直し、体を元気にすることも大切です。
ウイルス性結膜炎への対処
ウイルス性結膜炎の場合は、細菌性のようにウイルスに有効な薬がありません。
なので、目に痛みがある場合やかゆみがある場合は、それを抑える薬を飲んで、結膜炎が治るのを待ちます。
結膜炎が治ると、糸を引く目やにも出なくなりますよ。
アレルギー性結膜炎への対処
アレルギー性結膜炎で糸を引く目やにが出る場合は、まずアレルギー物質を取り込まないようにすることが大切です。
最近では、アレルギー物質の侵入を防ぐような眼鏡も販売されているので、試してみるのも良いのではないでしょうか。
また、アレルギーの炎症を抑える目薬も有効です。
ドライアイに対する対処
ドライアイで糸を引く目やにが出る場合は、ドライアイを治す必要があります。
コンタクトが原因でドライアイになっている場合は、少しの期間コンタクトを使用せずに過ごして下さい。
また、ドライアイに対応した目薬もありますので、それをこまめに使用するのもドライアイには有効です。
涙嚢炎への対処
涙嚢炎で糸を引く目やにが出る場合は、炎症を抑えるために抗生物質が有効です。
しかし重症の場合や小さい子供の場合は、病院で涙の通りを良くする処置が必要なことありますので、早めに病院を受診して下さい。
まとめ
糸を引く目やには、目の病気サインであるケースが多いです。
なので朝起きた時、いつもの目やにと違う場合は、早めに病院を受診しましょうね。
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