耳の後ろがカサカサする原因と対処法6選
耳の後ろがカサカサになっていることに気づくと、とても気になりますよね。
そこで今回は、耳の後ろがカサカサする原因と対処法6選について解説していきます。
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目次
耳の後ろがカサカサする原因
耳の後ろがカサカサするのは、「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」である場合がほとんどです。
脂漏性皮膚炎とは、皮脂が過剰分泌することで「マラセチア菌」という常在菌が増殖して起こる皮膚の病気で、耳の後ろなど、皮脂を分泌させる皮脂腺が多く存在するところに起こりやすいです。
マラセチア菌は皮脂を好む常在菌のひとつで、誰の肌にも常に住み着いています。
このマラセチア菌は皮脂を食べ、脂肪酸に変えることで、肌トラブルが起こらないように弱酸性に保ち、乾燥や刺激から守る役割をしています。
しかし皮脂が過剰分泌すると、マラセチア菌は大量に増殖して脂肪酸も増えすぎてしまうため、肌を刺激し、脂漏性皮膚炎になってしまうのです。
そして皮脂が過剰分泌してしまうのは、
- 食生活の乱れ
- 過度なストレス
- 睡眠不足
- 運動不足
- 洗いすぎによる乾燥
などが原因となります。
耳の後ろがカサカサする場合の対処法
清潔に保つ
耳の後ろがカサカサする場合は、まず耳の後ろを清潔に保つことを意識してください。
耳の後ろは皮脂腺が多く、皮脂がたまりやすかったり、シャンプーや石鹸などの洗い残しで不潔になりやすい場所です。
なのでしっかり洗って清潔に保たなければ、マラセチア菌や他の雑菌も繁殖しやすくなり、脂漏性皮膚炎が悪化してしまいます。
そして耳の後ろがカサカサしている場合は、皮膚が剥がれデリケートな状態になっているので、強くこすらず、優しく洗うようにしてください。
また注意点としては、洗いすぎてしまうと「乾燥しないように」と皮脂が過剰分泌してしまい、結果的に乾燥する原因となってしまいます。
なので、1日に何度も洗ったりするようなことは避けましょう。
食生活の改善
脂っこいものや甘いものを食べ過ぎたりしてしまうと、皮脂が過剰分泌してしまうため、耳の後ろがカサカサする脂漏性皮膚炎は悪化してしまいます。
なので、脂っこいものや甘いものの食べ過ぎなどには注意し、バランスの良い食生活を心掛けるようにしてください。
皮脂の過剰分泌を防ぎ、皮膚の炎症を抑える効果があるビタミンB類が多く含まれている
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- 鶏肉
- 豚肉
- 牛肉のレバー
- 赤身の魚
特にこれらは積極的に摂るようにすることをオススメします。
また、ビタミンBのサプリメントなどもうまく活用してみてください。
ストレスを溜めすぎない
耳の後ろがカサカサする場合は、ストレスを溜めすぎないように気をつけてください。
ストレスが溜まりすぎると、「コチゾール」というストレスに抵抗する作用を持ったホルモンが分泌されるのですが、コチゾールには男性ホルモンを過剰分泌させてしまう作用もあります。
男性ホルモンは、皮脂を分泌させる「皮脂線」を刺激し。皮脂を過剰分泌させてしまうため、脂漏性皮膚炎で耳の後ろがカサカサになってしまうことにつながってしまうのです。
なので、あなたなりの方法でストレスをこまめに発散していってください。
睡眠をしっかり取る
耳の後ろがカサカサする場合は、睡眠をしっかり取ることも大切です。
というのは睡眠不足になると、「自律神経」という神経が乱れてしまいます。
自律神経は様々な体の機能を支配している神経で、バランスが乱れるとホルモンバランスをも崩してしまうので、男性ホルモンが過剰分泌し、皮脂を過剰分泌させてしまうため、脂漏性皮膚炎によって耳の後ろがカサカサになってしまいます。
なので睡眠をしっかり取るようにし、耳の後ろがカサカサを改善してください。
運動不足を改善
耳の後ろがカサカサする場合は、運動不足を改善することもポイントになってきます。
運動不足になると、脂質を使うことが少なくなり、余分な脂が皮脂として排出されてしまいます。
そうなると皮脂が過剰分泌してしまい、脂漏性皮膚炎による耳の後ろがカサカサが悪化してしまうのです。
なので運動不足の場合は、ウォーキングなどの軽いものでもよいので、ぜひ運動をするようにしましょう。
ちなみに激しい運動はストレスになり、皮脂が過剰分泌する原因となるので気をつけてください。
皮膚科を受診
耳の後ろがカサカサする状態がなかなか改善されない場合は、悪化する前に皮膚科を受診するようにしてください。
脂漏性皮膚炎は重症化するまで病院を受診しない人が多く、再発を繰り返してしまう人が多いそうです。
なのであまり我慢せず、皮膚科で適切な処置を受けるようにしてください。
まとめ
耳の後ろのカサカサは、脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。
そして今回ご紹介した対処を行ってみて、それでも症状が改善されない場合は、病院で看てもらうようにしてください。
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