耳垢が乾燥する原因と対処法4選
耳掃除をする時、耳垢がパリパリに乾燥して硬く感じることってありませんか?
乾燥し過ぎて硬くなり、痛いこともありますよね。
そこで今回は、耳垢が乾燥する原因と対処法4選をご紹介しています。
Sponsored Link
目次
耳垢の種類
耳垢は、乾性耳垢と湿性耳垢に分けられます。
日本人の多くは乾性耳垢である人が多く、逆に欧米などでは湿性耳垢の人が多いと言われています。
耳垢が湿っていることで、臭いが気になったり耳掃除がしにくかったりと、悩みを抱える人も多いですが、逆に耳垢が乾燥していることで出てくる悩みもあります。
ちなみに、耳垢が湿っていたり、耳垢が臭い原因や対処法は、下記の記事で詳しくご説明しています。
耳垢が乾燥する原因
遺伝
先ほどお話しした通り、耳垢は湿っている人と乾燥している人の2種類に分かれます。
白人に耳垢が湿っている人が多いように、日本人には耳垢が乾燥している人が多く、約8割の人の耳垢は乾燥しています。
韓国人に至っては、9割以上の人の耳垢は乾燥していると言われています。
なので遺伝による耳垢が乾燥する人、そうでない人の違いは大きいようです。
汗腺の働き
耳の中にはアポクリン腺という汗腺があり、アポクリン腺の活動により、耳の中を湿らせます。
アポクリン腺から出る汗が多い人は耳垢も湿る傾向にあり、そうでない人は耳垢が乾燥します。
汗の量は人によって異なりますので、その違いから、耳垢が乾燥している人、湿っている人の差が生まれます。
年齢
子育ての経験のある人はご存知かと思いますが、赤ちゃんの耳垢ってネバネバしていますよね。
汗腺の働きも、体質にもよりますが年齢によって変化します。
汗腺が耳の中で活発に動くと、耳垢が湿ってネバネバすることが多いですが、その汗腺は働き盛りの30~50代前後に動きが鈍くなり、逆に高齢になると活発になると言われています。
そのため、高齢になるにつれ、耳垢がネバネバしてくるということもあるようです。
部屋の湿度
耳垢の乾燥は、部屋の湿度にも影響します。
Sponsored Link
お風呂上がりに耳掃除をすると、綿棒に湿った耳垢が付くことが多いですよね。
同じように、冬の乾燥した空気では、元々と乾いている耳垢の人でも、乾燥によりさらに耳垢がカサカサになることが多いです。
このように、耳垢の乾燥する原因には、体質から部屋の環境まで、様々なものが影響しています。
耳垢が乾燥する場合の対処法
耳掃除は耳鼻科で
耳垢が乾燥してカピカピな状態の場合、自分で耳掃除をすることは、皮膚を傷つける原因となり、そこから外耳炎などの炎症の危険も多くあります。
耳掃除自体、頻繁にすることはおすすめできませんが、どうしても耳の中が気になり、掃除したい場合は、耳鼻科で掃除してもらうことができます。
※耳鼻科での耳掃除に関しては、下記の記事で詳しくご説明しています。
耳掃除は綿棒に油をつけて
耳鼻科に行く時間がなく、どうしても自分で耳掃除をしたい場合は、綿棒の先にオリーブオイルや馬油などをつけ、軽く耳の中を掃除してください。
乾燥した耳垢に、乾燥した綿棒を当てていては、何の効果もありませんので・・・。
耳掃除はお風呂上がりに
少しでも耳垢が湿った状態で掃除できるよう、耳掃除はお風呂上がりにしてください。
その際に綿棒で奥の方まで掃除しようとすると、耳垢を奥に詰め込んでしまうことになりますので、耳掃除はなるべく入り口周辺に留め、奥の方まで綿棒を入れないようにしてくださいね。
耳かきは使わない
乾燥した耳垢は、とても硬くはがれにくい状態になっていますので、耳かきでゴリゴリ擦ってしまうと、皮膚を傷つけてしまいます。
耳かきの方がかゆみが取れやすく、気持ちいいと感じる人が多いようですが、気持ちいいからと言って何度もゴリゴリしてしまっては危険です。
なので力加減には十分気をつけ、なるべく耳かきは使わない方がよいでしょう。
私も耳かきの力加減を間違えて、何度も耳鼻科のお世話になったことがあります・・・。
まとめ
耳が乾燥する原因と、対処法をご紹介してきました。
耳垢が乾燥していると、異物感も感じやすくなりますし、かゆくもなりやすいです。
耳鼻科で耳掃除が理想的ですが、自分で行う場合は、力加減に気をつけて、なるべくお風呂上がりなど、耳垢が湿った状態で行うようにしてくださいね。
また、その他「耳垢」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてくださいね。
Sponsored Link