耳垢が臭い原因3つと対処法4選
耳垢をじっくり嗅いだことのある人は少ないかもしれませんが、ふとした瞬間に「なんか臭い?」と気になってしまうことってありますよね。
耳垢が臭い原因は一体何なのでしょうか?
そこで今回は、耳垢が臭い原因と対処法4選をご紹介していきます。
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目次
耳垢が臭い原因
耳垢が臭い原因はいくつか考えられますので、まずは順番に説明していきます。
皮脂が多い
耳の中にはアポクリン腺というものがあり、そこから皮脂が分泌されています。
皮脂が多く分泌されている人は、耳垢が湿っていることが多く、皮脂が多いと臭いの元ともなるので、耳垢が臭くなることも多いのです。
皮脂の分泌には個人差がありますので、なかなかその体質自体をすぐに変えるのは、難しいことでもあります。
中耳炎・外耳炎
病気により、耳垢が臭くなる場合もあります。
中耳炎は特に子供が多くなりやすい、耳の病気ですね。
耳の病気になると、耳の中で炎症を起こしていることになりますので、その炎症により、耳垢が臭くなることもあります。
外耳炎は、耳かきで耳の中を傷つけることでよく起こりますが、これもまた炎症により、耳垢が臭くなることがあります。
カビ
耳の中にカビが発生した状態のことを、「外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)」といいます。
「耳の中にカビが?!」と、驚く人も多いかもしれませんが、イヤホンを長時間し続けたり、耳栓をして眠る人は、耳が密閉されて湿気が溜まりやすく、カビが生えやすい状態になります。
外耳道真菌症になると、かゆみはもちろん、膿が出ることもあります。
その膿が、耳垢が臭い原因となっているのです。
臭い耳垢の対処法
耳垢が臭いなんて、とても不快なことですし、他人と近づく時など、気になってしまいそうですよね。
そこで、自分でできる対処法をいくつかご紹介しますね。
耳掃除をやりすぎない
「お風呂上がりは綿棒でしっかり耳掃除する習慣がある」「週に一度は耳かきで耳掃除をしている」などと、耳掃除を頻繁に行っている人は多いですよね。
しかし耳掃除をし過ぎると、耳の中が傷つき、炎症の原因となってしまいます。
耳掃除は、綿棒など柔らかいもので、耳の入口周辺を軽く拭くだけで十分なんですね。
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気になる人は、数ヶ月に1回、耳鼻科で掃除してもらうこともできます。
炎症して、耳垢が臭くならないよう、耳掃除は適度に抑えてくださいね。
※ちなみに、耳鼻科での耳垢取りに関しては、下記の記事で詳しくご説明しています。
耳に湿気を溜めない
イヤホンや耳栓で耳をふさぐことは、耳垢の臭い対策としてはよくありません。
耳の中に湿気を溜めてしまい、細菌などの繁殖がしやすくなってしまいます。
細菌の繁殖は、耳垢が臭くなる原因となりますので、なるべく風通しよくし、長時間耳をふさがないようにしてください。
耳周辺を清潔に保つ
いくら耳掃除は控えめにと言っても、耳の外側はきちんと洗うことを忘れないようにしてください。
耳の周りが汚れていると、そこから細菌が耳の中に入りやすい状態になります。
特に耳たぶの裏を見落としている人が多いので、普段使っている石けんやボディソープの泡を使って、指で優しく洗ってください。
食生活を改める
こちらは長期戦になりますが、耳の中の皮脂の分泌が多いと、耳垢が粘り気を持ち、臭くなりがちです。
肉類などの動物性たんぱく質を多く摂ると、耳の中の皮脂も多く分泌される傾向にあります。
なので、耳垢のネバつきや臭いが気になる場合、野菜や魚中心の食生活に変えてみると、臭いの変化を感じられるかもしれません。
体臭は食べ物に影響されますので、臭いのキツイものを控えることも効果的です。
病気が考えられる場合、早めに病院へ!
耳垢が臭い原因が、中耳炎や外耳道炎、その他の病気が考えられる場合、自分では治療できませんので、早めに病院を受診しましょう。
症状が悪化すれば、耳垢が臭いどころか、耳の痛みや腫れもひどくなるかもしれません。
そして最悪の場合、難聴などの症状も引き起こしかねませんよ。
耳の中は自分では目に見えませんので、専門の先生に診てもらうと安心ですね。
まとめ
耳垢が臭い原因と対処法をまとめてみました。
耳垢の臭いが気になる場合、病気などの原因も考えられますが、体質改善により、時間はかかりますが臭いが弱くなる可能性もあります。
気になるようであれば病院へ行き、耳垢が臭い以外の症状も詳しく診てもらうようにしましょうね。
また、その他「耳垢」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてくださいね。
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