水虫を殺菌・消毒する方法7選
日本人の5人に1人は、水虫(白癬菌)に感染していると言われています。
そして水虫には、誰でもどこでも感染する可能性があるのです。
そこで今回は、そんな身近な水虫を殺菌・消毒する方法について7つご紹介します。
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水虫を殺菌・消毒する方法
よく洗う
白癬菌は感染している人から直接うつるだけではなく、感染した人の皮脂や皮膚が付着した物を介しても感染します。
つまり、絨毯やカーペット、病院やジムの共用スリッパ、銭湯やスパなどのバスマットなど、生活環境のほとんどから感染する可能性があります。
しかし白癬菌は、皮膚に付着して皮下に侵入して感染するまでに24時間ほどかかります。
ですので1日に1回、足などを丁寧によく洗うことが白癬菌を殺菌することに繋がります。
熱湯消毒
白癬菌は高温多湿な環境を好みますが、「熱に弱い」という性質もあります。
熱の温度は60~65度以上でないと効果がないため、皮膚を直接つけることはできませんが、白癬菌が付着している可能性がある物を消毒するのには良いでしょう。
例えば家族の中に水虫の人がいる場合、その人が使ったバスマットやスリッパなどは熱湯消毒してから洗濯すれば、家族間での感染予防ができます。
アルコール類
エタノールやイソプロパノールなどの、一般的に消毒用として市販されているアルコールは、白癬菌などの真菌に対しての殺菌効果があります。
白癬菌のような糸状菌には2~10分程度の時間が必要ですので、つけ置きするのが良いでしょう。
しかしこの方法は人体には使えませんので、水虫の治療としては用いないようにして、白癬菌がいる可能性がある物に対して使いましょう。
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紫外線照射
白癬菌を紫外線を照射することによって、ほぼゼロのレベルにまで除菌する方法です。
これは日光消毒とは違い、そのような機能を持った乾燥機やシューズ脱臭機などを用いる方法です。
特に水虫の人が裸足で履いたスリッパやサンダルなどは、その都度紫外線照射で白癬菌を除菌すると効果的です。
また紫外線照射した履物は、1週間ほど置いておくと残っている白癬菌も死滅するため、より効果的ですよ。
塩水
塩水は、初期の水虫に効果的と言われている方法です。
殺菌効果は望めませんが、潮に含まれているミネラル成分が消毒効果を発揮し、皮膚の角質層を取り除くために、初期段階の白癬菌を取り除くことが期待できます。
塩は精製されていない天然塩を用いるのが良いでしょう。
具体的な方法としては、洗面器に水を張り、50gほど塩を入れて水虫に感染した手足をつけます。
毎日繰り返すことで、白癬菌の増殖が抑えられますよ。
酢
最近の学会で、酢の抗白癬菌作用が発表されたようです。
そのため、酢の殺菌効果を用いた方法も有効だということですね。
方法は、洗面器に38~40度のぬるま湯1リットルに対して50ミリリットルの酢を入れて、10~15分手足をつけます。
そしてその後は、洗い流さずにタオルで水分をよく拭き取ります。
人によっては酢がしみたり、肌荒れを起こすことがあるため、最初は小さい範囲から試してみるのが良いでしょう。
緑茶
緑茶に含まれているカテキンに殺菌効果があると言われており、白癬菌に対する民間療法として知られています。
これは緑茶を飲むのではなく、緑茶を患部にひたしたり、茶葉を靴下に入れて直接触れさせたりするという方法です。
個人差があったり、水虫の程度によっては十分な効果が得られない可能性もありますので、患部の様子を見ながら行いましょう。
まとめ
以上、水虫を殺菌・消毒する方法について7つご紹介しました。
白癬菌の感染には菌に触れないことが一番ですが、なかなかそうもいきませんよね。
なので基本的には、白癬菌が付着している物をしっかりと消毒すること、肌に付着したらよく洗うことが大切です。
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