ムカデに刺された場合の対処法5選
ムカデに刺されてしまった場合、対処法が分からないとパニックになってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、ムカデに刺された場合の対処法5選について解説していきます。
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目次
ムカデに刺された場合の対処法
刺された箇所から毒素をなるべく早く出す
ムカデに刺された場合はまず、刺された箇所から毒素をなるべく早く出すことが大切です。
しかし、素人が手でつまみ出そうとしても、なかなかうまくいかず、逆に症状を悪化させてしまうこともあります。
そこで、アウトドア好きな方なら持っている人も多いですが、「ポイズンリムーバー」という毒素や毒針を吸い出す機器があります。
このポイズンリムーバーはかなり簡単に毒素を出すことができますので、ひとつ持っていると安心ですよ。
口で毒を吸い出さない
また、毒素を出す時に注意していただきたいのは、口で毒を吸い出さないことです。
口で吸うということは、口の中に毒素が入ってしまうことになります。
何かで、口で毒を吸い出している光景を見たことがあるかもしれませんし、焦って「早く毒を出さなくては」という気持ちが強くなるのも分かりますが、それは絶対にやめましょう。
口にムカデの毒が入ってしまうと、吐き気や悪寒などの症状が表れることがあります。
お湯で洗い流す
刺された箇所から毒素を出すことができたら、刺された場所を洗い流しましょう。
ムカデは、熱に非常に弱い生き物です。
そしてムカデの毒も熱に弱いので、洗い流す時は水ではなくお湯を使いましょう。
具体的には42度~45度くらいの少し熱めのお湯を、シャワーなどで刺された箇所にかけ続けてください。
ただし子供の場合は45度ですと熱すぎる場合がありますので、そこは注意してください。
そしてできれば30分以上、お湯で患部を流し続けてください。
患部は絶対に冷やさない
そして注意していただいたいのは、患部は絶対に冷やさないということです。
「虫刺されは患部を冷やすとよい」という情報は多いですが、ムカデに刺された場合、冷やしてしまうと逆に毒が体に回ってしまい、痛みがひどくなってしまいます。
そして最悪の場合、痙攣が起きたり、痛みが我慢できないほどにまでなってしまいますので、ムカデに刺された箇所は絶対に冷やさないようにしてください。
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外出先などでお湯がない場合は、温めたタオルをあてる
外出先でムカデに刺され、近くに温水が出るシャワーがないなどの場合は、コンビニなどで濡らしたタオルをレンジで温めてもらい、患部にあてるのも効果的です。
ムカデに刺された場合に、病院へ向かいながらでもできる応急処置でもあります。
タンニンを含むお茶で患部を洗う
また、番茶などタンニンを多く含むお茶でムカデに刺された箇所を洗うと、ムカデの毒が中和されて効果的だと言われています。
昔の人はムカデに刺されると、お茶で洗い流すことが一般的だったのです。
番茶以外に、緑茶やウーロン茶にもタンニンが含まれているので効果的ですよ。
虫刺され薬を塗る
ムカデに刺された場合、毒素をある程度出した後、応急処置で市販の虫刺され薬を塗ることも対処法としては正しいです。
ステロイド剤の入った「ベトネベートN軟膏」「フルコートf 軟膏」などが効果的です。
また、ムヒなども多少の症状緩和にはなるようですので、応急処置として塗ることは間違いではありません。
皮膚科または内科へ行く
そしてムカデに刺されたら、皮膚科か内科へ行くことが最善策です。
ムカデに刺された場合は、すぐ病院で看てもらうようにしましょう。
また刺されて症状が軽いと思ったとしても、ムカデの毒素は強いです。
なので数日様子を見て、少しでもおかしいと感じることがあれば、病院へ行くようにしてください。
ちなみに何科へ行くか迷った場合には、
- 刺された箇所の腫れや痛みが気になる場合:皮膚科
- めまいや吐き気などが表れた場合:内科
で看てもらうようにしてくださいね。
まとめ
以上、ムカデに刺された場合の対処法5選について解説しました。
ムカデは見た目だけでなく、刺された後の毒の影響がとても怖いですよね。
万が一ムカデに刺されてしまった時、正しい対処法で処置をすれば、症状も軽くて済みます。
パニックにならないためにも、今回解説した対処法をぜひ頭に入れておいてくださいね。
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