むせる原因6つと対処法7選

むせる原因6つと対処法7選

息も出来ないぐらいに、咳き込んでむせる時ってありますよね。

この「むせる」状態は、何かを喉に詰まらせた時だけではありません。

そこで今回は、むせる原因6つと対処法7選について、ご説明していきます。

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むせる原因

喉に何かを詰まらせる

喉に何かを詰まらせてむせるのは、子供や高齢者に多いです。

子供は、おもちゃなどを口に入れてしまい、喉で詰まってしまうことや、食事をあまり噛まずに飲み込もうとして、喉に詰まらせてしまうことがあります。

 

また高齢者は、筋力が衰えたことによる嚥下障害によって、食べた物がうまく飲み込めなくなり、喉に詰まらせてしまいます。

喉に何かが詰まると、喉は異物を感知して、異物を外に出そうと反射的にむせてしまいます。

 

喉の炎症

風邪や喉を使い過ぎて痛めている時は、喉が炎症を起こしていることが多いです。

ウイルスや細菌などの原因により、喉が炎症を起こしていると、少しの刺激でも喉が敏感に反応し、むせることがあります。

 

また、アレルギー物質が喉に付着すると、刺激になり炎症を起こします。

むせる症状は、花粉やハウスダストなど、空気中に飛んでいるアレルギー物質で起こることが多いです。

 

乾燥

喉が乾燥していると、埃などが入ってきた時に、喉に付着してしまうことが多く、それによってむせることがあります。

また、乾燥している喉は、刺激に対して敏感になるので、乾燥していない時なら咳が出ないような異物にも反応してしまいます。

 

咳喘息

咳喘息は、風邪でもないのに痰を伴わない咳が1ヶ月以上続くような場合を言います。

原因は、寒暖の差やタバコの煙、ストレス、アレルギーなど様々です。

咳喘息にかかると、長期間咳が出ている為に、気管や喉がかなりのダメージを受けていて、少しの刺激でもむせてしまいます。

 

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃の中にある強い酸が、胃内にある物と一緒に食道へ逆流して、食道が酸によって炎症を受けた状態です。

食道は喉とつながっているため、横になった時に喉の方まで酸がくると、酸で喉が炎症を起こしてしまいます。

普段、喉は強い酸の刺激を受けないので、刺激の強さで、喘息に似たような咳でむせる時もあります。

 

肺炎

肺炎には、高齢者に多い誤嚥性肺炎や、子供にも起こるマイコプラズマ肺炎など色々な種類があります。

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肺炎は肺に炎症が起きた状態で、主な症状はむせるほど咳が出ることです。

肺炎はうつることもあるので、原因が分からないひどい咳には要注意です。

 

むせる場合の対処法

筋肉を鍛える

これは、高齢者で筋力が低下し、食べ物を詰まらせてしまい、むせてしまう場合の対処です。

舌を前に突き出したり、左右に動かしたり、口角を上げたりと顔や口に関係のある筋肉を動かして下さい。

そうすると、筋肉が鍛えられ、飲み込む動作がしやすくなり、むせるのを防ぐことが出来ます。

 

食べ物を小さく、軟らかくする

これは、子供や高齢者が喉に食べ物を詰まらせて、むせてしまう場合の対処です。

子供や高齢者は噛む力が弱いので、食べ物を最初から小さく軟らかくしてあげることが、詰まらせないために大切です。

 

詰まらせたら吐き出させる

これは、何かを喉に詰まらせた時の対処です。

喉に何か詰まると、むせて苦しいだけでなく、呼吸が出来なくなることがあり危険です。

 

ですので、急いで吐き出させなくてはいけません

方法は、背部叩打法と言って、体より頭を下にして、背中を叩いて吐き出させる方法や、ハイムリック法と呼ばれる、腹部を押さえて吐き出させる方法などがあります。

 

炎症を治す

炎症を起こしてむせるのは、細菌やウイルス感染、またアレルギーでも肺炎でも起こる症状です。

つまり炎症を治せばむせるのも治まりますので、細菌による炎症なら、抗生物質を飲むのが効果的です。

 

アレルギー性のものは、アレルギー物質の除去やマスクをして、原因物質を吸い込まないようにすることなどが効果的です。

また肺炎の場合は、原因に合った薬が必要になります。

 

加湿をする

これは、乾燥でむせる場合の対処です。

喉が乾燥しないように、部屋を加湿したり、飲み物を飲んで喉を潤したりすると抑えられます。

 

禁煙する

どんな時でも、たばこの煙は喉にとって良くありません。

たばこを吸うだけで、むせてしまう場合もあるほどです。

なのでむせて困っているなら、まず禁煙をするようにしてくださいね。

 

逆流性食道炎を治療する

逆流性食道炎でむせる場合は、逆流性食道炎を治療するしかありません。

まず食生活を見直し、油物などを控えたり、和食中心にするなどして下さい。

そして胃酸を抑える薬など、治療に適した薬を飲んでください。

 

まとめ

むせる原因はたくさんありましたが、原因が分かれば、対処法もおのずと見えてきますね。

まずはむせる原因をなくすことが大切です。

特に子供や高齢者は、むせるだけで体に大きな負担がかかるので、気を付けてあげて下さいね。

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