尿管ステントの痛み8つ
尿管が狭くなり詰まった状態の際に、腎臓と膀胱をつなぐ尿管を拡げるために挿入する尿管ステントですが、とても痛いイメージがありますよね。
そこで今回は、尿管ステントの痛み8つについてご紹介します。
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目次
尿管ステントの痛み
尿道が痛む
尿管ステントを挿入すると、脳が尿管に異物が入ったと判断をしてしまうことも多く、尿道に違和感から痛みを感じるようになります。
挿入してすぐに尿道の痛みを感じる人もいれば、違和感が続いた後に痛みに変化する人もいますが、尿管ステントを使用している人のほとんどが、尿道の痛みを経験しています。
痛みの度合いは人それぞれですので、激痛か軽い痛みなのか、体調によっても変化するようです。
ステント挿入時の尿管の広がりで下腹部が痛む
腎臓から膀胱につながる尿管を尿管ステントによって広げていますので、尿管が膨張している痛さが下腹部に伝わる場合があります。
みなさんよく口にするのが、おへそから下辺りの下腹部に鈍痛やチクチクした痛みが出る時が多いとのことです。
こちらの痛みは1日中ではなく、ランダムに起こります。
ステントの膀胱刺激により脇腹に痛みを感じる
尿管ステントにつながっている膀胱がステントによって刺激されると、膀胱付近の脇腹が痛くなります。
尿管ステントと膀胱の接続具合にもよりますが、下腹部の痛みは膀胱の痛みがない場合は全く感じないと言われていますので、個人差があるようです。
脇腹が痛みが出てしまいますと、歩くのも困難になってしまいます。
排尿時に尿管が痛む
尿管ステントを入れている場合は、ステントの中を尿が通り排尿します。
排尿時には、尿の勢いでステントが多少上下に動きますので、震動の摩擦によって尿管が痛むのです。
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尿の量に関係なく、尿が通っただけで痛むことが多いです。
激しい運動は尿管ステントが尿管を傷つける
尿管ステントを挿入中は、激しい運動を控えなければいけません。
なぜなら、運動によって尿管ステントが尿管内で動いてしまい、尿管の壁を傷つけ、炎症が起きると共に痛みが出るからです。
痛みと同時に血尿が出る人も多く、なるべく安静することが重要です。
一度尿管が傷ついてしまいますと、炎症がなかなか治りませんので、痛みが継続します。
無理な排尿は尿管ステントに負荷がかかり痛みが出る
人間は最後まで尿を出しきろうと思うと、下腹部に力が入ってしまい、膀胱から無理やり尿を押し出そうとします。
下腹部に力が入ってしまいますと、尿管ステントにも通常以上の負荷がかかり、尿管が痛みます。
なるべく膀胱に尿を溜めて排尿する、残尿感があっても無理に力を入れて尿を出さなければ、痛みも軽めに抑えられます。
姿勢が悪いと尿管ステントの位置がずれて痛む
椅子などに座る際、姿勢が悪いとお腹を圧迫してしまい、尿管ステントの位置がずれてしまいます。
尿管ステントは、柔らかくて曲がりやすい素材ですが、無理に圧迫すると尿管の中で行き場をなくして、管が窮屈になります。
無理なく尿管にステントが収まらないと、尿管全体に痛みを生じる時があります。
ステント挿入時の普段の姿勢としましては、座っているよりも横向きにまっすぐに寝ている体勢が、一番痛みが出にくいと言われています。
尿管周りの神経を刺激して腰や背中が痛む
尿管ステントを挿入すると、まれに腰や背中に痛みが出る場合があります。
尿管の周りにもたくさんの神経があり、ステントの刺激によって尿管から神経に伝わり、腰や背中に違和感出始めます。
次第にひどい腰痛に変化する場合もありますが、痛みの症状としては少ないと言えます。
まとめ
以上、尿管ステントの痛みを8つご紹介しました。
狭くなった尿管に管を入れるのですから、ある程度の痛みは覚悟しなければいけませんが、痛みの種類を知ることで、痛みを軽減できる場合もあります。
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