乳児の湿疹の原因7つ
乳児の肌は柔らかくデリケートなので、トラブルも多くあります。
そして「乳児の湿疹」と一言で言っても、湿疹の種類や原因はたくさんあるのです。
そこで今回は、乳児の湿疹の原因7つについて解説していきます。
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目次
乳児の湿疹の原因
あせも
乳児によくある湿疹として、あせもがあげられます。
産まれたばかりの赤ちゃんは、自分で姿勢も変えられないので、背中やおしり、首などに、あせもが出やすいのです。
乳児は汗っかきです。
そして大人よりも体温は高いので、肌も蒸れやすい状態になります。
なので、あせもが原因の湿疹はよく見られるのです。
特に、夏場の乳児は常に汗をかいているような状態ですので、こまめな着替えや汗拭きはかかさないようにしてください。
乳児湿疹
乳児湿疹とは、新生児~4ヶ月あたりの乳児によく出る湿疹です。
皮脂の分泌の多い乳児は、皮脂が肌に溜まってしまうことが多く、それが原因で湿疹が広がります。
ひどい赤ちゃんは、顔全体に湿疹が広がり、かさぶたのような状態になってしまいます。
そのため、赤ちゃんが乳児湿疹になってしまい、驚くお母さんも多いです。
新生児ニキビ
産まれたばかりの新生児によく表れるのが、新生児ニキビの湿疹です。
大人のニキビのような見た目で、おでこやほっぺに表れ、ひどい時は顔全体に広がります。
ホルモンの関係上、女の子より男の子の方が新生児ニキビの出来やすい体質で、その差は約5倍と言われています。
アトピー性皮膚炎
顔面や頭部、耳たぶなどに赤い湿疹ができるのが、アトピー性皮膚炎の特徴です。
何度も繰り返すことが多く、かゆみを伴うため、乳児はよくかき壊してしまい、肌が荒れてしまいます。
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大人になるにつれて治る場合が多いですが、アトピー性皮膚炎の乳児は遺伝子的にかゆみを起こしやすい体質とされ、治るまでに苦労することが多いようです。
食物アレルギー
1歳近くなると、乳児も離乳食に加え、色々な食物を摂るようになりますよね。
その場合気をつけたいのが、食物アレルギーです。
アレルギーのある食物を食べた途端に、体中に湿疹が広がる乳児もいます。
なので初めての食材を与える時は、食べた後に湿疹が出ないか注意してあげましょう。
あた食物アレルギーの疑いがある場合は、その食品を与えることを避け、病院で相談してみてください。
おむつかぶれ
おむつかぶれは「接触皮膚炎」とも言いますが、尿や便による酵素などが原因となって起こる炎症です。
乳児はお風呂以外、常におむつをつけた状態で行動していますよね。
そのような中で、おむつの接触部分に赤く湿疹が出ることが多く、太ももやおしりによく表れます。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い頭皮や顔にできる、カサカサした湿疹です。
乳児に多く見られ、赤みとかゆみを伴います。
悪化すると、黄色くかさぶたのようになります。
子供の皮膚は大人よりデリケート
乳児の肌は大人に比べて、保湿機能とバリア機能が未発達な状態です。
そのため、少しの刺激でも湿疹が出たり、荒れてしまうことが多いので、しっかりとケアをしてあげることが大切です。
また、毎日のお風呂などで気になる湿疹があれば、状態を常に気にしてあげてくださいね。
まとめ
以上、乳児の湿疹の原因7つでした。
乳児の湿疹の原因はたくさんあります。
その中で、素人が原因を突き止めるのは難しいと言えるでしょう。
子供の湿疹の症状が気になる場合、ただの湿疹と思わずに、ひどくなる前に早めに病院へ行き、適切な処置をしてもらうことが大切です。
また、赤ちゃんにできた湿疹の対処法については、下記の記事も参考にしてみてください。
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