おでこが腫れる原因4つと対処法3選
どこかにぶつけた覚えはないのに、おでこが腫れているとびっくりしてしまいますよね。
そこで今回は、おでこが腫れる原因4つと対処法3選について解説していきます。
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目次
おでこが腫れる原因
脂肪腫
おでこが腫れる原因として、「脂肪腫」の可能性があります。
脂肪腫は、皮膚よりも深いところにある皮下脂肪や筋肉の中にできる脂肪のかたまりで、触ると柔らかいことが多いです。
脂肪腫のほとんどは良性腫瘍なのですが、大きくなってしまったり、化膿して腫れてしまうと治療が必要な場合があります。
そして脂肪腫の中には「血管脂肪腫」といって、血管組織がある脂肪腫もあり、血管脂肪腫の場合は痛みを伴うことが多いです。
そんな脂肪腫ができる原因ははっきりとは分かっていませんが、30~50代の男性に多くみられ、ストレスや遺伝が原因ではないかと言われています。
また脂肪腫とよく似たものには「脂肪肉腫」というものがありますが、脂肪肉腫は悪性なので注意が必要です。
粉瘤腫
おでこが腫れる原因として、「粉瘤腫」である場合があります。
粉瘤腫は「アテローム」と呼ばれることもある良性腫瘍のひとつで、発症の原因はケガなどの外傷ではないかと考えられていますが、ほとんどが原因不明です。
粉瘤腫は、なんらの原因で「嚢胞(のうほう)」と呼ばれる袋状のものができてしまい、そこに古くなった角質や分泌される皮脂が溜まっていくことによりできてしまいます。
そして角質や皮脂がどんどん溜まっていくと、粉瘤腫はとても大きくなってしまいます。
初期であればほとんど腫れることはなく、触るとコリコリする感じがあるくらいなのですが、細菌が入り化膿してしまうと、腫れて痛みが出ることもあります。
粉瘤腫は、基本的に皮膚があればどこにでもできる可能性があり、おでこにできることも珍しくはありません。
ニキビの悪化によるもの
おでこが腫れる原因として、「ニキビの悪化によるもの」である可能性があります。
ニキビは毛穴が皮脂などで詰まることによりできるのですが、ニキビが悪化してしまうと、毛穴の奥の方に膿がたまり、炎症を起こして腫れることがあります。
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そして皮脂の分泌が盛んなおでこは、ニキビができやすく悪化しやすい場所なのです。
- 生活習慣の乱れ
- 洗顔不足
- 洗顔のしすぎ
- 乾燥
これらは皮脂の過剰分泌につながり、ニキビができたりニキビを悪化させる原因になります。
副鼻腔炎
おでこが腫れるのは、「副鼻腔炎」が原因であることもあります。
副鼻腔炎は「蓄膿症」とも呼ばれていて、鼻づまりや膿のような鼻水が出るなどの症状があり、ウイルスや細菌が原因の風邪やインフルエンザなどが悪化することで起こることがほとんどです。
副鼻腔炎はただの風邪のような症状ですが、放置していると悪化し、顔面が痛くなります。
そしておでこにも炎症が出ると、腫れて痛むことがあります。
おでこが腫れた場合の対処法
刺激せず清潔に保つ
おでこの腫れの原因が皮膚の異常だと考えられる場合、おでこを刺激せず清潔に保つようにしましょう。
おでこは髪の毛がかかるなどで不潔になりやすく、刺激を受けやすい場所でもあります。
なのでおでこが腫れたばあいは、前髪はおでこにかからないようにしましょう。
また洗顔などの時は、おでこを強くこすったりなど刺激しすぎないようにして、やさしく洗うことを心掛けてください。
よく泡立てた石鹸で、肌に触れないように洗うのがオススメです。
生活習慣の改善
おでこが腫れてしまった場合は、生活習慣を改善するようにしましょう。
疲労やストレスが溜まったり、睡眠不足になったりして生活習慣が乱れると、自律神経が乱れ血流が悪くなり、肌や患部などに栄養が行かなくなるので、脂肪腫や粉瘤腫、またニキビや副鼻腔炎の炎症などがなかなか治らなくなってしまいます。
なので、おでこが腫れてしまった時は生活習慣を改善し、規則正しい生活をするようにしてください。
病院を受診
おでこが腫れると、症状によっては病院を受診し、適切な処置を受けなければ治らない場合があります。
特に脂肪腫や粉瘤腫は、手術により取り除かないと完治しません。
またニキビや副鼻腔炎が原因であっても、おでこに痛みが出ているということは悪化している状態なので、自分で治すのはとても難しいです・・・。
なので早めに病院を受診し、治療するようにしてください。
まとめ
おでこが腫れていると顔の印象もガラリと変わり、とても困ってしまいますよね・・・。
さらに腫れがひどくなる場合もありますので、自己判断で放置せず早めに病院を受診し、治療を受けるようにしましょう。
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