お腹がドクドク拍動する原因と対処法3選
「お腹がドクドク拍動しているみたい・・・」
そんな症状を気にして、ネットで検索する人は多いようですね。
そこで今回は、お腹がドクドク拍動する原因と対処法についてご説明していきます。
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お腹がドクドク拍動する原因と対処法
腹部大動脈瘤
腹部に拍動を感じる場合に心配される病気としては、腹部大動脈瘤が真っ先に挙げられるのですが、多くの人の場合は動脈瘤ではなく、単なる動脈の拍動です。
大動脈瘤は、動脈硬化から起こる血管の病気で、ほとんどの場合は老化や成人病に伴って起こる症状です。
もし「お腹がドクドク拍動する」と心配している方は、動脈瘤を疑う前に、以下の症状があるかチェックしてみてください。
- コレステロール値が高く、医師に注意された
- 中背脂肪の値が高く、脂っこい食事を控えるよう言われた
- 糖尿病の既往がある
- 高血圧症である
- 高脂血症である
- 肥満体である
- 暴飲暴食が続き、不摂生を自覚している
- 40歳以上である
- 咳や息切れの症状がある
- 顔がむくんでいる
- ものが飲みこみにくい
あなたが中年以上の年齢で、以上の項目に複数チェックがつくのであれば、腹部大動脈瘤を疑う必要があります。
ですがあなたがまだ若く、健康診断の数値も正常で腹部にしこりもないのであれば、「お腹を触ってドクドク拍動する」のはただ単に「大動脈の拍動」である可能性が高いです。
痩せ型の人は特に、自分の拍動を感じやすい特徴があるようです。
この段階では、特に心配する必要性はまったくありませんが、せっかくの機会ですので、動脈瘤の症状と原因を勉強し、将来そうならないよう心がけてみるのもよいでしょう。
ストレスを出来るだけ減らし、バランスの取れた食事と適度な運動で、規則正しい生活を送っていれば、動脈硬化から動脈瘤を引き起こす危険性はかなり減らすことが出来ます。
ちなみに、上記の項目の多数にチェックがつき、中年以上の年齢であれば、腹部大動脈瘤である可能性はぐっと高まります。
放置して動脈瘤が破裂した場合はかなり危険ですので、もし自覚症状があれば、出来るだけ早く適切な科を受診して治療を開始してください。
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妊娠
もしかしてと、思いがけない妊娠を想定してしまう人も多いようですが、これも可能性は低いと言えます。
妊娠初期であれば、生理が止まったり、つわりなどで他の症状によって妊娠に気づくことが多いからですが、そうした症状もないのに、出来たばかりの胎児の脈拍を感じ取ることは不可能に近いです。
心当たりがあって不安であれば、婦人科を受診することをお勧めしますが、お腹の拍動が胎児の脈拍という関連性はほぼゼロと言えますね。
過敏性腸症候群(ガス型)
お腹がドクドク拍動するように感じてる場合は、もしかすると「ドクドク」ではなく「ボコボコ」ではありませんか?
腸の蠕動運動により、ボコボコとお腹の表面が動いたり、音がしたりすることがあります。
それは恐らく、過敏性腸症候群によるものでしょう。
過敏性腸症候群は、ストレスを主な原因として起こる病気で、便秘と下痢を繰り返し、さらにガス型はガスを多量に発生させます。
緊張することで空気を多く飲みこんでしまい、その空気がガスの原因ともなります。
現在では、脳と腸内の動きはかなり連動していることが分かってきています。
また精神的に受けたストレスは、腸内環境を直撃し、悪玉菌と呼ばれる菌を増やしてしまいます。
そうすると、悪臭を放つガスが大量に発生し、腸内でガスの塊が割れて、「ボコボコ」とした動きを感じることになります。
ガスが発生して下腹が張るのは苦しいものですが、「周囲に迷惑をかけまい」と我慢すると、緊張してしまって、ストレスの悪循環を招くことにもなってしまいます。
なので医師の指導の元、出来るだけストレスを取り除いて、腸内環境を整え、ガスの発生を抑えるよう対策してみましょう。
動物性たんぱく質や炭水化物は食べ過ぎず、繊維と合わせてバランスよく食べてみてください。
納豆やヨーグルト、ぬか漬けなどの乳酸菌を多く含む食材を積極的に摂るのも効果的です。
またこまめに水分を取り、適度な運動をすることも、腸内環境を整えるのに役立ちます。
そして、夜はパソコンやスマホによる作業を控え、質の良い睡眠を取るのもおすすめです。
また、ガスは健康な人でも自然に発生するものですので、我慢しすぎず、適当に体外へ排出することも大事ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
お腹がドクドク拍動しているように感じる場合、ほとんどは心配ないことが多いようです。
しかし、もしも3の過敏性腸症候群に心当たりがある場合は、辛い症状を我慢せずに、お医者さんに相談してみてくださいね。
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