親知らず抜糸後、注意すべき5つ
親知らずの抜歯の手術は、抜糸をして完了です。
抜糸後は、歯肉が引きつる感じもなくなり、とても快適になります。
その抜糸をした後、注意すべきことはあるのでしょうか?
そこで今回は、「親知らず抜糸後、注意すべき5つ」について、ご説明していきます。
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目次
親知らずの抜歯後の抜糸はいつするの?
「抜歯」と「抜糸」と同じ読み方なので、分かりにくいかもしれませんが、親知らずを抜歯した後は、縫った糸を取り除く「抜糸」が待っています。
だいたい手術後の1週間後に行われることが多く、中には自然と取れてしまう場合もあります。
抜糸後に注意すべきことがありますので、順番に挙げていきますね。
親知らず抜糸後に注意すべきこと
硬いものを勢いよく食べない
抜歯直後は痛みもありますし、硬いもの食べることを避ける人が多いでしょう。
しかし、時間の経過とともに痛みも引いてきますので、ある程度硬いものも食べられるようになってきます。
抜糸が終わると、全ての治療が終わりすっきりしますし、勢いよく食べ物を食べたいですよね。
しかし調子に乗って、硬いせんべいなどを奥歯で噛んでしまうと、まだ弱い歯肉から出血する危険がありますので、硬いものは慎重に食べてくださいね。
歯磨きは優しく
抜糸した部分に、歯ブラシを強く当てることは避けてください。
傷口が刺激され、出血の原因となります。
他の歯はいつも通り清潔にし、抜糸した後の部分に細菌が入り込まないようにしましょう。
また、歯磨きをしないで寝てしまうと、細菌の増殖の原因となりますので、厳禁ですよ。
親知らずを抜歯し、抜糸した部分は、穴にご飯粒などのカスが入り込みやすい状態ですので、注意してくださいね。
うがい薬で消毒をする
親知らずを抜歯手術をした病院から、うがい薬が処方されることも多いです。
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病院から処方されていない場合でも、市販のうがい薬でもよいので、こまめにうがいをし、口の中の細菌を減らすようにしましょう。
抜糸した部分は、まだ歯肉が完璧ではありませんので、清潔に保つことが大切です。
タバコを控える
タバコを吸うことで、酸素供給が阻害され、抜糸後の傷の治りを悪くしてしまう場合があります。
タバコに含まれる「ニコチン」が、歯茎の毛細血管を収縮させるため、歯茎の治りが遅れてしまうのです。
抜歯後はもちろん、抜糸の後もまだ傷は残った状態ですので、全く吸ってはいけない訳ではありませんが、なるべく禁煙した方がよいと言えますね。
歯を食いしばらない
歯茎にぎゅっと力をいれると、歯肉に負担がかかり、抜糸後の歯肉に傷がつくことがあります。
せっかく抜糸が終わった傷口も、力を加えてしまうと、また開いてしまう可能性もあります。
激しいスポーツや重いものを持つときは、歯を食いしばることが多いですので、そのような状況はなるべく避けるようにしてください。
出血や痛みが続く場合は診察を受ける
抜糸後、出血が続くことがあります。
通常は時間とともに出血はなくなりますが、1週間以上出血が続いたり、大量に出血する場合は、病院で診察を受けてくださいね。
穴が完全に塞がるのは2ヶ月後
親知らずの抜歯後、抜糸を済ませた後も、完全に親知らずの跡の穴が塞がるまでには、2ヶ月ほど時間がかかります。
完全に塞がっていないため、口の中に違和感はあるのが普通なので、しばらくは気になっても、痛みや出血がない限りはなるべく刺激せずに過ごしましょう。
また他の歯の虫歯の治療も、虫歯菌が穴に入り込む危険がりますので、様子を見た方が無難でしょう。
まとめ
親知らずの抜歯後、抜糸をしたら治療は完了です。
しかし、抜糸が終わっても患部はデリケートなので、清潔を保ちながらしばらくは様子を見つつ、あまり刺激をしないように注意をして過ごしてくださいね。
抜糸後も気になる症状がある場合は、病院を受診しましょう。
また、その他「親知らず」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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