親知らずを抜いておくべき年齢とその理由6つ
親知らずは、18~20歳の頃生えてくることが多く、「なるべく早く抜いた方がよい」とよく聞きますよね。
そこで今回は、親知らずを抜いておくべき年齢とその理由6つについて、ご説明していきます。
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目次
年齢によっては、親知らずを抜かない方がよい場合もある
親知らずは、20歳前後に生えてくることが多いですが、中には40代~50代で生える人もいます。
40代以降に親知らずを抜く場合、抜歯後の骨が完全に回復しないことが多く、骨が下がってしまうことがありますので、歯周病や口臭の原因となるリスクが高まります。
なので、40代以降に親知らずが生えた場合は、特に支障がない限り、無理に抜歯をせずにケアしていくことが多いです。
親知らずを抜いておくべき年齢は、20代!
親知らずを抜いておくべき年齢は、ズバリ20代前後、なるべく早いうちがよいと言えます。
親知らずが生える時期もその頃に集中しているので、生え始めを発見したらまず歯医者を受診し、相談してみるとよいでしょう。
※参考記事:親知らずの抜歯費用4つのケース
それでは次に、「なぜ、若いうちに抜いた方がよいのか」、詳しい理由を挙げていきますね。
親知らずを若いうちに抜いた方がよい理由
回復が早い
親知らずの生え方によって抜歯方法は異なりますが、横向きに生えた親知らずなど、抜歯方法の難易度が高いものは、歯茎にメスを入れることもあります。
その場合、抜歯後の歯肉の回復は若ければ若いほど早く、出血も早く止まります。
そして、抜歯後の痛みの回復も、当然早い傾向があります。
抜きやすい
20代前後は、まだまだ骨が柔らかく、親知らずを抜く場合、わりと抜きやすいと言われています。
25歳を過ぎた頃から、骨は徐々に硬くなり始め、抜歯にかかる時間も増えてきます。
ちなみに、親知らずを抜くときは麻酔を使用しますので、短時間で抜歯できた方が、その後の症状も軽く済むことが多いのです。
歯並びを崩さないうちに抜ける
先ほどもお話した通り、20代前後は骨が柔らかく、親知らずを抜いた後の骨の回復も早いです。
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親知らずが斜めに生えている場合は、放っておけばおくほど、他の歯によりかかり、口の中の歯並び全体を、崩してしまう恐れがあります。
早めに抜くことで、今後歯並びが崩れることを避けられます。
実は親知らずが原因で、歯並びが悪くなっていることも少なくないのですよ。
歯周病・虫歯になるリスクを減らせる
奥歯は歯を磨きにくく、歯垢も溜まりやすいですよね。
親知らずが生える場所は、奥歯の奥なので、とても磨きにくく、歯垢も溜まりやすくなっています。
30歳になる頃から、歯周病のリスクも高まるということもあり、親知らずを早めに抜くことで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
ダメージが少ない
20代前後では、まだ歯の成長途中であることが多く、歯も短いため、親知らずを抜いた場合でも、周りの歯肉や骨に与えるダメージが少なくて済みます。
親知らずを抜くことは、年を取るにつれ、大きな神経や血管を傷つけてしまうリスクも高まります。
様々なリスクの低下
親知らずが生えた時から痛みを感じる人も多いですが、親知らずが生えても、まっすぐ生えた歯の場合、始めは特に支障が出ないこともあります。
しかし、今後の長い人生を考えると、親知らずは歯並びを崩したり、歯周病、口臭の原因、噛み合わせがおかしくなって身体全体のバランスが崩れる原因になりやすいです。
なので、若くてまだ身体の影響のないうちに、早めに抜いてしまって方が、そのようなリスクは確実に低くなります。
親知らずを抜かなくてよい場合もある
「親知らずを抜くには、なるべく早い時期がよい」、ということに間違いありません。
しかし、親知らずがきちんと垂直に生えていて、今後も手入れも確実にできる場合などは、無理に抜かなくてもよいでしょう。
また、レントゲンで確認した際、骨に完全に埋もれて一体化している場合、重い疾患がある場合などは、抜くことを控えた方がよいでしょう。
まとめ
親知らずを抜く時期は、なるべく早い方がよいということが分かりましたね。
しかし、「絶対に親知らずは抜かなくてはいけない!」ということはありませんので、気になった場合は、歯科医院や口腔外科を受診し、相談してみてくださいね。
また、その他「親知らず」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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