咳で涙が出る原因と対処法7選
ただ咳が出るだけでもしんどいですが、咳をしながら涙が出てきてしまうと、体にとても負担がかかりますよね。
そこで今回は、咳で涙が出る原因と対処法7選についてご説明していきます。
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咳で涙が出る原因と対処法
咳喘息
咳喘息とは、喘息の初期とも言われており、痰をからまない咳が長く続くもので、咳き込むことが多く、涙が出る場合があります。
咳喘息の咳は、喉に刺激や乾燥があるとそれが引き金になって出ることが多いので、喉が乾燥しないように加湿をすることや、温かい飲み物を飲むなど、喉をいたわってあげる対処が必要です。
喘息
喘息の人は、普段から喉や気道に炎症がある状態で、普通の人には気にならないようなほこりなどにも敏感に反応して、咳が出やすいと言われています。
喘息の咳は、一度出るとなかなか止まらないことが多く、涙が出ることもしばしばあります。
対処としては、咳が出て止まらない時は、気道を広げる薬を吸入して咳を落ち着かせ、咳が出ていない時は、炎症がひどくならないようにステロイド薬を飲むことが多いです。
アトピー性の咳
アトピー性の咳とは、アトピーの要因になるアレルギーを持っている人が、アレルギーが原因で喉などに炎症を起こして出る咳で、この場合も咳が出だすとなかなか止まらず、涙が出ることが多いです。
アトピー性の咳は、咳喘息と間違われることが多いですが、咳喘息とは違い、抗アレルギー薬を使用すると咳が治まり、またアレルギーの原因になるものを吸わないように心がけることが、予防に繋がります。
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むせた時
食べ物を食べている時などにむせてしまうと、涙が出るぐらい咳き込むことがありますが、食べ物を食べてむせるのは、高齢者に多いと言われており、食べ物を飲み込む筋肉の力が、低下していることが要因の1つです。
この場合は、筋肉をつけるために口の周りの筋肉や、舌を動かすような嚥下体操を行うことでむせることが予防でき、涙の出るような咳が出なくなります。
夜間の咳
夜寝ていると咳が止まらなくなって、涙が出ることがあると思いますが、これは寝ている時に口を開けてしまい、喉が乾燥してしまうことや、寝ている時は副交感神経が活発に働いて、気道や気管を狭くしてしまうことが原因です。
この場合の対処は、乾燥を防ぐために加湿をするか、マスクをつけることがおすすめです、
また横を向いて寝ると、気管が広がりやすいと言われていますので、試してみて下さい。
結核
結核菌に感染して結核を発症すると咳が長引き、初期は風邪に似た症状が出ますが、時には涙が出るぐらい咳き込むこともあり、痰に血が混じる場合もあります。
結核は人にうつる病気ですので、早急に医療機関を受診する必要があり、医師の指示で、結核菌をやっつけるために数か月の間、薬を飲んで治療します。
結核は症状が治まっても、菌が体に残っている場合があるので、指示された期間は必ず薬を飲み続けて下さい。
肺癌
日本人の死亡原因トップの肺癌も、長引く咳が出ることが多く、涙が出るような止まらない咳が出る場合もあります。
肺癌の対処としては肺癌の進行度によって、手術や放射線治療、抗がん剤治療を進めていきますが、とても大変な治療になってしまいます。
なので肺癌にならないために、要因の1つであるタバコをやめることをおすすめします。
また、涙の出るような咳が長期間出たり、痰に血が混じっている場合は早めに病院を受診して下さい。
まとめ
涙の出るような咳が続く時は、苦しいだけでなく、病気のサインであることも多いようですね。
涙の出るような咳を防ぐには、日頃から加湿をしたり、喉に刺激のある食べ物などを避けて、また少しでも異変に気付いたら、ひどくなる前に病院を受診するようにしてください。
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