脾臓に良い食べ物4選
膵臓(すいぞう)は、一般にあまり馴染みがない臓器のひとつと言えるでしょう。
しかし膵臓にはとても重要な2つの役割があるので、膵臓のことも意識していたわってあげる必要があります。
そこで今回は膵臓の役割とともに、脾臓に良い食べ物4選について解説していきます。
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目次
膵臓の2つの役割
膵臓には、2つの重要な役割があります。
まず膵臓のひとつ目の役割としまして、膵臓は「食べ物を消化するために必要な膵液を分泌」します。
膵臓で作られる膵液は十二指腸へと運ばれ、様々な栄養を分解したり、胃液で酸性になった食べ物を中和する働きを持っています。
そして膵臓のもうひとつの役割としまして、血糖値を下げるホルモンである「インスリン」や血糖値を上げるホルモンである「グルカゴン」の分泌を行ない、血糖値をコントロールしているのです。
そして、何らかの理由により膵臓の働きに異常が起きたり、膵臓が傷ついてしまうと、糖尿病や膵炎などの病気にかかってしまうのです・・・。
膵臓の働きに異常が起きる・膵臓が傷付く原因
膵臓の働きに異常が起きたり、膵臓が傷付く主な原因となるのが、「アルコールの過剰摂取」と「乱れた食生活」です。
アルコールの過剰摂取することにより、膵液が過剰に分泌されてしまい、その結果として自己消化を起こしてしまうことによって、膵臓の働きに異常が起きたり、傷付いてしまいます。
また、脂質や糖分の多い食生活を続けることにより膵臓に負担がかかり、インスリンの分泌量が減って血糖値が上昇し、糖尿病になってしまう危険も出てきます。
膵臓は「沈黙の臓器」とも言われ、症状が現れるころには、病状がかなり悪化しているというも少なくありません・・・。
そこで次に膵臓をいたわるべく、膵臓に良いとされている食べ物を4つご紹介していきます。
脾臓に良い食べ物
牡蠣などの魚介類
数ある栄養素の中でも、特に膵臓に良いとされているのが「タウリン」です。
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そして、タウリンを多く含む食材として魚介類が知られていますが、中でも「牡蠣」が最も多いとされています。
数値で見てみると、タコのタウリン含有量(mg/100g中)が830gなのに対して、牡蠣は1130gもあるのです。
ちなみに次に多いのが、ハマグリの1080gとなります。
その他の魚介類にも多く含まれるタウリンですが、水に溶け出しやすいというデメリットがありますので、調理した際のだしやお汁などはできるだけ飲み干すようにしましょう。
たとえば牡蠣鍋をした際のシメは、ラーメンではなく雑炊がよいですね。
大豆食品やうなぎ
「大豆食品」や「うなぎ」には、膵臓で生成されるインスリンの働きを活性化してくれる効果が期待できる「亜鉛」が含まれています。
なので、豆腐などの大豆食品やうなぎは積極的に摂るとよいいですね。
ちなみに上記でご紹介した「牡蠣」には、亜鉛も多く含まれています。
亜鉛とタウリンの両方を一度に摂取できるので、そういった意味でも牡蠣は非常にオススメです。
消化の良いお粥や野菜スープ
膵臓は食物の消化活動を行なう場所でありますので、消化の悪い食べ物は膵臓に負担がかかってしまいます。
ですので、「お粥」や「緑黄色野菜を使ったスープ」など消化の良いものを摂ることで、膵臓への負担を減らすことができます。
野菜スープを調理する際には、野菜を細かく刻むなどして、消化の負担が少しでも減らすようにするとさらによいですね。
ただし、食物繊維が多いと消化に時間がかかり負担になってしまいますので、そこは注意してください。
脂質の低いささみや白身魚
高脂肪食は膵臓の負担を大きくしてしまいますので、なるべく脂質の低いものを摂るようにしましょう。
たとえばお肉の中では、「ささみ」は脂質が少なく負担が少ないとされています。
その他に「白身魚」もオススメですよ。
まとめ
以上、膵臓に良い食べ物4選について解説していきました。
食生活の影響を非常に受けやすい膵臓は、アルコールや刺激物、また塩分や脂質の多い食べ物によって負担がかかり、弱ってしまいがちです。
なので膵臓が重症化してしまう前に、負担を少しでも軽くするような食生活を心がけましょうね。
また「どうしても好き・嫌いが多い」など食生活の改善が難しい場合は、サプリメントの力を借りることもひとつの選択肢となりますよ。
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