帯状疱疹の場合、お風呂に入るメリット3つと注意点5つとは?
帯状疱疹は、水疱と共にひどい痛みが表れる病気です。
水疱瘡のウイルスが原因のため、人にうつさないかも心配ですよね・・・。
そんな時、お風呂はどうしたらよいのでしょうか?
今回は、帯状疱疹の場合にお風呂に入るメリット3つと、注意点5つについてご説明していきます。
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目次
帯状疱疹の場合、お風呂は入っていいの?
帯状疱疹は、ウイルスの仕業ということもあり、お風呂に入るのをためらう人が多いのではないでしょうか?
「お湯で肌を刺激することで、疱疹の痛みが増すのでは?」「人にうつってしまうのでは?」など、不安に感じることも多いですよね。
しかし帯状疱疹が出た時は、患部をできるだけ清潔に保つ必要がありますので、お風呂には入った方がよいと言われています。
帯状疱疹の時に、お風呂に入ることの利点
次に、帯状疱疹の時、お風呂に入った方がよい理由を挙げていきます。
血行をよくして痛みを緩和する働きがある
帯状疱疹の時に辛いのは、なんと言っても痛みですよね。
痛みの度合いは様々ですが、ひどい人は寝返りをうつのも苦しいと言います。
しかしお風呂に入ることで、血行がよくなり、痛みを緩和する効果がありますので、痛みが辛い人ほど、お風呂に入った方が楽になりますよ。
治りを早くする効果がある
お風呂に入ると身体が温まり、血行がよくなります。
血行がよくなると新陳代謝が活発になるため、皮膚の再生を助けます。
よって、赤い疱疹ができた部分の治りを早くする働きが期待できます。
肌を清潔に保つ効果がある
帯状疱疹の時にお風呂に入ることは、疱疹部分の清潔を保つためにとても大切になってきます。
特に夏場などは、汗で皮膚の雑菌も多いことから、毎日のお風呂でしっかりと汗を流し、雑菌の増殖を防ぐようにしましょう。
お風呂の時、注意すべきことは?
帯状疱疹にかかった時、お風呂に入ってよいことは分かりましたが、普段通り入って問題ないのでしょうか?
次に、帯状疱疹の場合のお風呂で注意すべきことを挙げていきます。
ひどくただれている時は入らない
帯状疱疹は、清潔にしておくことが大前提なのですが、あまりにも疱疹がひどく、ただれてしまっている場合は、お湯がしみますので、お風呂はやめておきましょう。
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もっとも、そんなにひどいただれの場合、入院になっていることが多いですので、その場合は病院の指示に従ってください。
ゴシゴシとこすらない
清潔に保つことが大事な帯状疱疹ですが、あまりにゴシゴシと疱疹部分をこすらないでください。
肌が正常の時でも、強くこすることはよくありませんが、皮膚に炎症がある時はさらに注意が必要です。
普段通り、または、普段より泡を細かく泡立てて、強い刺激のないよう、優しく洗うようにしましょう。
お風呂上がりのタオルは清潔なものを使う
私も以前はそうでしたが、お風呂上がりのタオルは、3日ほど使い続ける人もいるようです。(私は子供が産まれてから使い回しすることはやめました・・・)
帯状疱疹になった場合のお風呂上がりには、常に洗ったばかりの清潔なタオルを使うようにしてください。
また洗う時と同様、身体をゴシゴシと拭くことは避け、トントンと軽く叩くようにして水分を拭き取ってください。
水疱瘡にかかっていない子供と入ることは避ける
帯状疱疹は、水疱瘡にかかっていない子供には水疱瘡としてうつることがあります。
帯状疱疹は飛沫感染のため、お風呂でうつることはあまり心配されていませんが、しかし念のため、一緒に入ることを避けたほうが、余計な心配はなくなりますよね。
ボディークリームは避ける
普段使っているボディークリームは、疱疹を刺激してしまう場合もありますので、低刺激のものでも自己判断での使用は避け、医師の指示を受けて下さい。
昔は帯状疱疹にかかった場合、お風呂のあとに消毒をすることが多かったのですが、現在は石けんだけでも十分な殺菌作用が得られるので、消毒をすすめることは少ないそうです。
お風呂上がりにボディクリームを塗りたい場合は、医師に相談してみてくださいね。
まとめ
帯状疱疹の場合、「お風呂は入ったらいけないのかな」と感じる人が多いかもしれませんが、実際はその逆です。
肌を清潔に保ち、血行促進を促すためにも、よほどひどい症状でない限り、正しい入浴方法で、気持ちよくお風呂に入るようにしましょう。
また気になる、「帯状疱疹の場合、仕事はどうするべきなのか」については、下記の記事で詳しくご説明していますので、チェックしてみてくださいね。
そして、その他帯状疱疹に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめています。
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