手の甲に斑点ができる原因と対処法5選
ふと気づくと手の甲に斑点ができていて、ビックリすることがありますよね。
手の甲の斑点は何かの病気のサインでしょうか?
そこで今回は、手の甲に斑点ができる原因と対処法5選についてご説明していきます。
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目次
手の甲に斑点ができる原因
慢性湿疹
水仕事などでの慢性的な手荒れによる湿疹を「慢性湿疹」と言います。
慢性湿疹は、皮膚の表面を保護するための油分である角層間脂質というものが水や洗剤などで少なくなり、湿疹ができてしまう皮膚の炎症です。
かゆみや水疱ができ、手の甲に赤い斑点状の湿疹が見られます。
接触性・アレルギー性皮膚炎
これは、金属やゴム製品、また植物や食べ物、汗などによるかぶれで起こる皮膚炎で、手の甲に赤い斑点ができることがあります。
また汗によるかぶれは、春から夏にかけて起こりやすく、脂質や糖質やアルコール類の取りすぎ、ホルモンバランスの乱れなどでひどくなりやすいと言われています。
これらの皮膚炎による手の甲の斑点には、かゆみが伴うことが多いです。
皮脂欠乏性湿疹
これは、空気が乾燥する冬場に起こりやすい皮膚炎で、手の甲の油分が少なくなると赤い斑点が出てきます。
乾燥肌の人や長時間の入浴、またエアコンなどが原因で起こると言われています。
湿疹の他に、かゆみを伴うことがあります。
肝臓の機能低下
肝臓の機能が低下すると様々な症状が現れますが、その中の一つとして手が赤くなることがあり、手の甲に赤い斑点が出たりします。
また、アルコールの飲み過ぎも同じように肝臓の機能低下を起こし、手の甲に赤い斑点が出ることがあります。
ストレス
ストレスや疲れが溜まることによって自律神経が乱れると血行不良になり、それにより肌のターンオーバーが崩れてしまい、手の甲に斑点が出ることがあります。
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ストレスが原因の湿疹は手の甲だけでなく、身体の他の部位にも見られることがあります。
手の甲に斑点ができた場合の対処法
保湿
以上のような手荒れによる湿疹が原因の場合には、まずは保湿することが大切です。
ハンドクリームやワセリンなどをしっかりと塗り、手の乾燥を予防しましょう。
特に水仕事の前後には保湿をすること、そして水分はきちんと拭き取ることが大事です。
またかゆみがある時は、掻きむしってしまうと保湿効果も落ちてしまうため、注意が必要です。
洗剤などを変える
洗剤が強すぎる場合や肌に合っていない場合などは、使用している洗剤や石鹸を変えてみましょう。
肌に優しい低刺激タイプのものにしたり、オーガニック素材のものにしたりすると症状が良くなることがあります。
手袋を使う
水仕事をする時や冬場の外出時には手袋を使い、手を保護するのも効果的です。
洗い物をする時のゴム手袋でかぶれてしまうという人は、綿素材の手袋の上からゴム手袋を使うと良いでしょう。
手袋が汚れていると手荒れがひどくなってしまうため、手袋は清潔に保つようにしてくださいね。
アルコール量の調整と受診
手の甲に赤い斑点が出るだけでなく、体がだるい、吐き気、黄疸などの症状が見られる場合には、必ず医療機関を受診しましょう。
肝臓の病気が原因の場合には、治療が必要です。
また日頃からお酒をよく飲むという人は、アルコール量の調整をすることも重要です。
ストレスを溜めない
ストレスが原因の場合には、ストレスを溜めないことが一番の解決法になりますので、日頃からストレスを発散して溜め込まないようにしたり、食事と睡眠を十分に取るようにしたりしておきましょう。
まとめ
以上、手の甲に斑点ができる原因とその対処法について5つご説明しました。
手の甲に斑点ができる原因は、手湿疹や肝機能の低下やストレスなど様々です。
対処法としては、手の保護をすること、内臓や精神的な疲れには適切な治療や休養をすることが大事です。
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