突発性発疹は何回かかるの?
ほとんどの赤ちゃんが、2歳ぐらいまでにはかかると言われる突発性発疹ですが、何回かかるかご存知ですか?
そこで今回は、突発性発疹に何回かかるかや、突発性発疹と間違いやすい病気まで、よくある疑問についてご説明したいと思います。
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突発性発疹はほとんどの子が1回かかる
突発性発疹は、ヘルペスウイルスが原因で起こる病気で、大人が普段から持っているヘルペスウイルスが感染して起こることが多いと言われています。
予防方法はなく、ほとんどの赤ちゃんは1歳から2歳頃までに1回かかる病気です。
ヒトヘルペスウイルス6型に感染して突発性発疹が出ることが多く、1度かかると、このヒトヘルペス6型による突発性発疹には、2度とかからないと言われています。
まれに2回かかることも
先ほど説明したヒトヘルペスウイルスは、6型以外に7型もあり、7型に感染しても突発性発疹を発症すると言われています。
同じヘルペスウイルスでも、6型と7型は種類が異なり、違うウイルスだと体は認識するので、突発性発疹に2回かかることもあります。
多くの場合は、最初の突発性発疹が6型、2回目の突発性発疹が7型によるもので、2回目は3歳以降にかかったという話も多く、2歳を過ぎたからと言って安心はできません。
2回目は症状が違うの?
では、2回目の突発性発疹は症状に違いはあるのでしょうか。
突発性発疹は、通常38度以上の高熱が3~4日続き、熱が下がった後に発疹が出ますが、2回目の突発性発疹でも、同じような症状が出ると言われています。
しかし、中には2回目の方が症状が軽かったという人もおり、免疫がついたことや、子供が1回目突発性発疹にかかった時より成長して、抵抗力が強くなったことが理由に挙げられます。
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みんな同じ症状なの?
お子さんが、突発性発疹にかかった記憶がない方もおられるかも知れません。
というのは、突発性発疹にかかっても、全員が高熱が出た後に発疹が出るわけではなく、微熱でも突発性発疹だということがあったり、感染していても症状が出ない場合もあります。
また、高熱が1週間続く場合もあれば、機嫌も良く食欲がある場合もあったり、また下痢を起こす場合など、症状や程度は人それぞれですので、体の異変に気付いたら、小児科を受診することをおすすめします。
突発性発疹と間違いやすい病気
突発性発疹には1回かかったけど、また同じ症状が出たから、2回目かな?と思って病院へ行くと違う病気だという話は多く、具体的には、溶連菌感染症と間違う場合が多いようです。
溶連菌感染症の症状も高熱と発疹があり、病院でも症状だけでは判断がつかないこともある病気です。
溶連菌感染症の特徴は喉の痛みと、舌にブツブツしたものができることですが、小さな子供は喉が痛い症状を詳しく伝えられないので、注意して見てあげて下さい。
その他、熱と発疹が出る病気
突発性発疹と間違うことが多い溶連菌感染症以外にも、熱と発疹が出る病気は多いです。
例えば風邪を引いても発疹が出ることがあり、他の症状も似ているので突発性発疹と間違う病気の1つです。
それ以外にも、麻疹や風疹、水ぼうそうも熱や発疹が出ます。
突発性発疹であれば、本人が辛そうでなければ様子を見ているだけで良いですが、麻疹や風疹などの病気は、病院を受診しなければいけないので、原因が分からない時は小児科を受診して下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
突発性発疹は2回かかるかもしれないことが頭にあると、他の病気にかかっても、突発性発疹だと思いこんでしまう場合がありそうですね。
しかしそれは、必要な対処や治療の開始を遅らせてしまうことにも繋がりかねませんので、自分で病気を判断せずに、医師に診断してもらうことをおすすめします。
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