疲れと鼻血の関連性と対処法3選
子供の頃たびたび出ていた鼻血も、大人になるにつれて粘膜が強くなり、めったに出なくなります。
だからこそ、大人になって鼻血が出ると、驚いてしまいます。
悪い病気を考えたりするかも知れませんが、疲れやストレスでも鼻血は出ることがあるのです。
そこで今回は、疲れと鼻血の関連性と、対処法3選についてご説明しています。
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目次
鼻血が出る仕組み
鼻の中はとてもデリケートなため、少しの刺激でも簡単に傷ついてしまいます。
中でも、鼻血の90%以上が「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる部分からの出血です。
キーゼルバッハは、鼻中隔(鼻の穴を左右を隔てる中央の壁)の先から1㎝ほど奥に入った部分にあります。
この部分には細い血管が集中するため少しの刺激でも出血してしまいます。
疲れによる鼻血の原因
疲れやストレスが溜まると、体に様々な不調が出てきますが、あまり関わりのなさそうな鼻も疲れの影響を受けるのです。
長く疲れを溜め込んだり、急激に疲れたりすると血圧に影響が出ることがあります。
そして、疲れで鼻血が出る場合は、血圧の変化によることが大きな原因として考えられます。
また、あまりに疲れとストレスを溜めすぎると、自律神経失調症にかかることもあります。
自律神経失調症にかかると毛細血管が切れやすくなるため、鼻血が頻繁に出ることがあります。
それでは次に、疲れで鼻血が出る場合の対処法について、ご説明していきますね。
疲れで鼻血が出る場合の対処法
ビタミン補給
疲れやストレスから寝不足になっているような方は、鼻の粘膜や毛細血管を強くするために、普通の人よりも多くビタミンが必要になります。
特に粘膜を強くするにはビタミンB・ビタミンCは必要不可欠です。
またこれらのビタミンは免疫力を上げるためにも役立つので、風邪などの感染症予防にも繋がりますよ。
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寝不足の解消
疲れやストレスがあると、睡眠ホルモンの分泌が妨げられ、睡眠を取っても疲れが取れない状態に陥ります。
そして疲れで鼻血が出るような時は、体を十分に休めるためにも睡眠が大切です。
寝る直前までスマホを見たり、食事をすることは質の良い睡眠の妨げになります。
食事は寝る2時間~3時間前までに済ませ、寝がけにスマホやPCでの作業は避けるようにしましょう。
温度や湿度の変化に気を付ける
疲れが溜まっている時は、鼻の粘膜がちょっとしたことで傷つきやすくなっています。
暖房が効きすぎたり、乾燥したりしている場所で長時間過ごすと、鼻の毛細血管が切れやすくなります。
ですから、温度管理には気を付けて、加湿器を利用するなど工夫しましょう。
加湿器がない場合は濡れたタオルをかけたり、霧吹きを吹いたりすることでも湿度調整できますのでやってみて下さいね。
鼻血は正しい止め方を行う
これまで当たり前のようにやってきた鼻血の止め方ですが、実は粘膜をさらに傷つけてしまう、間違った方法を行ってしまっている人がかなりいます。
なので鼻血が出た時は、正しい止め方を行ってくださいね。
※鼻血の正しい止め方については、下記の記事で詳しくご説明しています。
鼻血が症状として出る病気
疲れや、鼻に刺激を与えてしまったことによる原因とは別に、下記のような病気が原因となって鼻血が出る場合もあります。
- 花粉症、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎
- 白血病、悪性腫瘍
- 糖尿病
- 血小板減少病
鼻血がなかなか止まらなかったり、繰り返すようであれば、これらの病気を疑い、早めに病院を受診するようにしてくださいね。
まとめ
鼻の粘膜は血管が多く集まっている、とてもデリケートな場所です。
外部からの刺激はもちろん、疲れやストレスによっても影響されてしまいます。
疲れている時は、粘膜を強化するビタミンB群・ビタミンCをしっかり摂って、十分な睡眠が取れるよう対策をしましょう。
また、鼻血が出てしまった時は正しい止め方を行うようにしてくださいね。
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