突き指をしたら病院にいくべき?
スポーツや日常生活の動作には、突き指に繋がる動きが多々あります。
うっかり突き指をしてしまった場合、病院を受診するべきでしょうか?
また、どのような場合に受診するのが適当でしょうか?
今回、詳しく解説していきます。
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突き指は放っておいても治る?
突き指は、瞬間的に、指に対してまっすぐな力が加わることで起きる外傷のことです。
症状は多岐に渡り、重症になると骨折をしているケースもあります。
軽い捻挫の症状から、骨折や靭帯の損傷まで、様々な可能性を自己判断することは不可能に近い話しです。
「軽い突き指だから」と放置してしまうと、場合によっては後遺症の残る事態になりかねません。
なので正しい知識を持って、必要な場合には病院を受診することが重要です。
突き指で起こる外傷
そもそも「突き指」という言葉は一つの症状を表す言葉ではありません。
「突き指」をしてしまったことによって様々な怪我に繋がる、それらの症状を含めた総称です。
具体的には、
- 打撲
- 捻挫
- 脱臼
- 靭帯の損傷
- 軟骨の損傷
- 腱の損傷
- 骨折
などがあります。
※参考記事:突き指の症状8つ
こうして並べてみると、突き指は放置して簡単に治る怪我ではないことがお分かりいただけると思います。
多くのケースが緊急性を要する怪我なのです。
病院を受診すべき症状
それでは、突き指でどのような症状が出た時に病院を受診すべきでしょうか?
外見だけでは判断が難しいですが、以下のような症状がある場合は整形外科へ受診を急ぎましょう。
- 指の形が変形している
- 指が不自然な方向にぐらつく
- 指が長さが短くなっている
- 指の関節の曲げ伸ばしができない
- 指が曲がったまま動かない
- 指の関節を動かすと激痛が走る
- 指が通常の1.5倍以上に腫れ上がっている
- 痛みがいつまでもとれない
病院へ向かう間の応急措置
突き指をしてから、病院へ到着までの時間は、怪我をしたシチュエーションなどにより大きく変わります。
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病院が近くにないという場合もあるでしょう。
しかし、その間も患部はどんどん腫れたり、痛みを増したりしてきます。
筆者も突き指により大きく骨折してしまった経験がありますが、突き指をした直後さほど感じなかった痛みが、病院へ向かう間にどんどんひどくなっていったことを覚えています。
なので、「これから病院へ行くから」と放置せずに、病院までの移動時間を使って応急措置を行いましょう。
簡単にできる応急措置は以下の通りです。
- 氷や保冷剤などで冷やす(適当なものがない場合は濡らしたタオルだけでも、とにかく冷やすようにしましょう。)
- 患部を固定する(割りばしなど、身近にあるもので添え木をします。)
- 手を胸より高く上げる(血液が患部に集中して腫れるのを防ぎます。)
子供の突き指について
子供が、スポーツや遊んでいる時に突き指をしてしまうことは、大変多いケースだと思います。
目に見えて分かるような症状については、学校側からも報告があると思いますが、子供だけで遊んでいる際に突き指をした時は、発見が遅れる可能性もありますね。
「指が腫れているくらいなら大丈夫!」と自己判断してしまうこともあるでしょう。
もちろん、軽い捻挫くらいであれば問題はないかも知れません。
しかし隠れた重症の場合、放置したことによって指がうまく動かせなくなるような、一生ものの後遺症が残ってしまう場合もあります。
お子さんに後遺症を残さないためにも、早めの病院受診をおすすめします。
まとめ
一概に「突き指」といっても、様々な症状があり、後遺症を残すようなケースも珍しくありません。
しっかり元通りに動く指へ治すためには、正しい応急措置と早めの病院受診が必要です。
怪我をしたご本人も周囲の方も、「たかが突き指」と思わないで、いち早く治療できるよう行動しましょうね。
また、その他「突き指」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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