突き指に湿布は有効なの?
突き指すると、地味に痛いですよね・・・。
そんな突き指に、湿布は有効なのでしょうか?
今回は、そのことについて解説していきます。
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目次
突き指の応急処置に、湿布は向いていない
突き指をした場合の冷却方法としては、氷水や冷水が入ったビニールや、アイスノンを当てたりする方法が一般的です。
私は小さい頃よく突き指をした時、湿布を貼ってもらった記憶がありますが、実は湿布は、冷却効果が氷や冷水に比べると弱く、突き指の応急処置は向いていません。
※参考記事:突き指の治療法2+3選
湿布のメントールに高い冷却効果はない
湿布を貼ると、すーっと冷たい感覚がありますよね。
確かに湿布を貼ると冷たい感覚がありますし、実際に気持ちがよいものです。
しかし、湿布によるすーっとする感覚は、メントールという成分によるもので、実際の冷却効果は多く得られません。
なので、突き指の応急処置として考えるのであれば、湿布ではなく、氷水やアイスノンの方が効果的です。
痛みの緩和には湿布は有効
湿布によって、突き指の治りを早める効果は望めませんが、突き指の痛みを緩和する効果はあります。
湿布の冷たい感覚は痛みを感じにくくさせてくれますし、鎮静作用が含まれる「ボルタレン」などの市販の湿布もあります。
しかし、鎮静作用のある湿布も、症状そのものを治す効果はありません。
あくまで「痛みの緩和」として考えましょう。
また、鎮静作用のある湿布は、妊婦さんにはよくありませんので、使用を控えてくださいね。
鎮静作用のある、突き指におすすめの湿布
薬局で買える鎮静作用のある湿布として、抗炎症・鎮痛効果のあるフェルビナクを配合した「フェイタス」や、先ほどもご紹介した、痛みをやわらげるジクロフェナクナトリウム配合の「ボルタレン」があります。
どちらも突き指の痛みを抑える効果があり、市販薬なので簡単に手に入ります。
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湿布の効果的な貼り方
突き指の患部に湿布を貼ろうとしても、指先のような小さな箇所には、なかなかうまく貼れないこともありますよね。
特に関節部分は動きが多いので、すぐにはがれてしまうことも多いでしょう。
そこで次に、湿布の効果的な貼り方をご説明させていただきますね。
湿布を適当な大きさにカットする
指先の大きさに合わせて、貼りやすい大きさになるよう、はさみで湿布を切りましょう。
カットした湿布を貼る
突き指した箇所にカットした湿布を貼り、指に巻き付けるようにぐるぐる巻いてください。
テープで固定する
湿布を貼った上から、サージカルテープなどを上から貼り、固定しましょう。
この場合、強く巻き過ぎてしまうと、血液の循環を妨げる可能性がありますので、湿布がはがれない程度の強さにしてください。
上手に湿布を貼って、辛い痛みを少しでも緩和できるようにしましょうね。
長時間湿布を貼り続けると、かぶれの原因になる
突き指部分に湿布を貼ると、痛みが緩和されて気持ちよいので、ついつい長時間貼りっぱなしにしてしまうことも多いですよね。
ただし、いくら突き指が痛いからと言って、数日間貼り続けたままの状態では、肌荒れやかぶれの原因になります。
貼っている箇所の肌の様子に気をつけながら、湿布を使うようにしましょう。
ひどい痛みの場合は整形外科を受診
突き指をしてしまい、明らかに、
- 指が変形している
- 関節を動かすと激痛を感じる
- ぱんぱんに腫れている
- 痛みがいつまでも消えない
などの症状があった場合は、整形外科を受診してください。
その場合、突き指ではなく、骨折や靭帯にまで影響が出ている怪我かもしれませんので、早めの対処が必要です。
指が変形したまま、くっついてしまうこともありますので、注意してくださいね。
まとめ
突き指をしてしまったら、まずは冷水や氷などで冷やし、痛みが強い場合は鎮痛効果の湿布を貼ってもよいでしょう。
湿布には、突き指を治すことはできませんが、痛みを緩和する効果はあります。
あまりにも痛みがひどい場合は、整形外科を受診してくださいね。
また、その他「突き指」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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