チャタテムシの害6つ
いたるところで見かけるチャタテムシですが、人体に影響はあるのでしょうか?
特に乳幼児がいるご家庭などは、害があるのかどうか気になりますよね。
そこで今回は、チャタテムシの害について6つご紹介します。
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チャタテムシの害
食害
チャタテムシは、日本の家庭の9割には生息していると言われています。
高温多湿を好み、カビや誇り、または食物カスをエサとしています。
そのため、開封されたまま放置されていた食品の入れ物の中や、密封されずに保管されている食品の中などにいることがあります。
しかし、チャタテムシを万が一口にしてしまったとしても、心配な毒性はありませんので安心してくださいね。
アレルギーを引き起こす
チャタテムシは、人間を噛んだり血を吸ったりと直接的な害はありませんが、吸い込んだりしてアレルギーの原因となることが分かっています。
チャタテムシの体長は約1㎜ほどですので、知らず知らずに吸い込んでしまっている場合もあります。
また、チャタテムシの死骸の粒子もアレルギーの原因となります。
チャタテムシによるアレルギー症状は、咳やくしゃみなどです。
また、アレルギー性ぜんそくになることもあるため注意が必要です。
本や革製品が傷む
チャタテムシは、本や革製品なども好みます。
それは、本棚の中に眠っている本にかぶっているホコリやカビの胞子をエサとするためです。
古い本などを開くと、チャタテムシいることがあるため、「本虫」とも言われています。
また、革製品は元々動物の皮です。
そのため、皮に表面に残った垢や、動物の毛などがチャタテムシのエサとなります。
すぐに物が傷むことはなくても、長期間に渡りチャタテムシが住みかとしていると、紙や革の質が落ちてきてしまいます。
ダニ
チャタテムシ自身が、人間に直接何かをしてくることはありません。
一方でダニはご存知のように、人間を噛んだりアレルギーを引き起こしたりする害虫です。
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見た目はよく似ているのですが、チャタテムシをエサとしているのがダニなのです。
つまり、チャタテムシが大量発生しているということは、ダニも大発生しているかもしれないということなのです。
特に布団にダニがいる場合は、背景にチャタテムシの大発生がある可能性があります。
カビ
チャタテムシは、カビやその胞子を好物としています。
カビのある部分には、チャタテムシがいると思っても良いでしょう。
つまり、チャタテムシが大量発生している場合、家のどこかにカビが大発生している可能性が高いのです。
カビは目につかない場所にも発生します。
なので、家具の下や裏側、押入れの奥などを徹底的に探してみてください。
また、木造住宅の場合、住宅の基礎部分の木材が腐っていたり、カビている可能性もありますよ。
繁殖力が強いため、存在の不快感が続く
チャタテムシは、1日に2個卵を産み、生涯で100個以上産卵可能です。
そして、なんと全員がメスで、オスを必要としない単位生殖の生物です。
つまり、とてつもないスピードで繁殖するのです。
これが、ある日突然大量発生しているという状況を作り出している原因の一つです。
チャタテムシは生命力は弱く、逃げ足も早くないため、アルコールひと吹きでも死滅します。
そのような生命力の弱さを、繁殖力でカバーしていると言えますね。
そしてチャタテムシに、毒性や直接的な害がないとは言え、大量発生している様を見てしまうと不快感を感じますよね。
ちなみに、このような虫のことを「不快害虫」と言います。
ゴキブリのように、食品衛生上問題がある虫に対しては薬剤などの開発も盛んですが、このような不快害虫に対しては、なかなか研究が進んでいないのが現状です。
まとめ
以上、チャタテムシの害について6つご紹介しました。
チャタテムシそのものは特に害はありませんが、吸い込むことでアレルギーを引き起こしたり、食物や物をダメにしたりします。
また、2次被害としてダニやカビが発生したり、気持ちが悪いということもあります。
なので、チャタテムシを大量発生させないように、対策を取るのが重要ですね。
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