ワキガが辛い場合の対処法5選
周囲の人から指摘されたりなどで、自分がワキガだと知るのはとても辛いものです。
そこで今回は、ワキガが辛い場合の対処法5選について解説していきます。
Sponsored Link
目次
ワキガの原因
人に、は「エクリン腺」と「アポクリン腺」という、汗を排出する2種類の汗腺があります。
エクリン腺から出る汗は、99%が水分、1%は塩分と尿素、そしてアンモニアが含まれていて、ほとんどが水分であるため、サラサラしていてニオイはほとんどありません。
それに対しアポクリン腺は、
- たんぱく質
- 脂質
- 糖質
- アンモニア
- 鉄分
など数十種類以上の成分が含まれている汗なので、白く濁った色をしていて、ベタつきがあると言われています。
このアポクリン腺から排出される汗は、ほとんどの人が持っていると言われている菌である「常在菌」により分解されます。
そして、アポクリン腺から排出される汗が分解される際、常在菌がワキガのニオイを発生させてしまいます。
アポクリン腺自体は誰にでもあるものなのですが、ワキガの人はアポクリン腺の数が多く、さらにひとつひとつの大きさも大きいようです。
なのでその分、臭いも強くなるわけです。
ワキガが辛い場合の対処法
体や脇を清潔に保つ
そもそもワキガは、不潔にしていることでなってしまうと思われがちですが、ご説明した通り、アポクリン腺の数が多く、大きさが大きいことが原因です。
しかし不潔にしていることが原因でなくても、ワキガのニオイ対策として、体や脇を清潔に保つことが大切です。
確実にニオイを取り除く方法ではありませんが、できるだけまめに汗を拭き取ったり、汗をかいたらシャワーを浴びるなどして、体や脇を清潔にしておくようにしましょう。
制汗剤やデオドラントクリームを使う
ワキガが辛い場合は、こまめに制汗剤やデオドラントクリームを使うようにしましょう。
制汗剤やデオドラントクリームはワキガを治すものではありませんが、汗を抑えることでニオイを抑えることができます。
ドラッグストアなどでも制汗剤やデオドラントクリームは販売されていますが、ワキガのニオイにはあまり効かないものもあります。
なので、ワキガ専用の制汗剤やデオドラントクリームを使うようにしてください。
Sponsored Link
制汗剤やデオドラントクリームは汗をかいてからもそうですが、汗をかく前にもつけておくのがオススメです。
服に消臭スプレーをかける
ワキガのニオイは脇から発生していると思われがちですが、服からもニオイが発生していることが多いと言われています。
服も脇と同じように制汗剤などを使う人がいますが、服には制汗剤ではなく、副専用の消臭スプレーを使うことが望ましいです。
服専用の消臭スプレーは服を着る時に使用することで、消臭効果が上がりますよ。
食事にも気をつける
ワキガの場合、脂っこいものの食べ過ぎや動物性のタンパク質を摂りすぎると、汗に脂肪やタンパク質が多く出てしまうため、ニオイがきつくなりやすいです。
なので、脂っこいものや動物性タンパク質の食べ過ぎには注意し、野菜を中心にバランスの良い食事を心がけてください。
そして、ワキガのニオイ対策の食べ物としては、
- 梅干し
- バナナ
- 大豆
などがオススメです。
梅干しに含まれているクエン酸には消臭効果や殺菌効果があります。
またバナナに含まれているオリゴ糖は、便通を良くすることで便秘などを改善し、腸内環境が良くして体臭を改善する効果があります。
そして大豆に含まれるイソフラボンは、汗が酸化するのを防ぎ、匂いを抑えてくれます。
手術を受ける
ここまでご説明した通り、ワキガは対処はできますが、自分で完全に治すことはできません。
なのでワキガを治すためには、手術を受ける必要があります。
手術にかかる日数・時間
ワキガの手術は、アポクリン腺を取り除く手術で、1~2時間程度の手術になります。
入院は、傷口がふさがるまでの3日間程度となります。
手術の費用
ワキガの手術は、保険が効かない場合は、両脇で20万円~30万円ほどの料金ががかかるケースが多いです。
また保険が効く医療機関で、医師が保険適用だと判断した場合は、両脇で3~5万円ほどになりますが、基準はありませんので、実際は手術を受けたい病院に確認してみてください。
どこの科を受診すればよいのか
ワキガの手術を希望する場合は、皮膚科や美容形成・形成外科、また美容整形・美容外科を受診してみてください。
まとめ
ワキガが辛くて悩んでいる人はとても多いです。
周囲の人からはイヤな目で見られてしまうことも多いですものね。
ぜひ今回の記事を参考に対処してみてください。
Sponsored Link