やけどで水ぶくれができた場合の対処法5選
うっかり熱い鉄板を触ってしまったり、アイロンに触ってしまったりして、やけどをして水ぶくれになることって多いですよね。
そんな場合は、どう対処すればいいのでしょうか?
そこで今回は、やけどの水ぶくれができた場合の対処法を5選を、ご紹介していきます。
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目次
やけどの種類
まず、軽度のやけどでは、水ぶくれはできません。
やけどの重症度別に分類すると、Ⅰ度熱傷、Ⅱ度熱傷、Ⅲ度熱傷に分けられますが、水ぶくれは「Ⅱ度熱傷」に分類されます。
そしてⅡ度熱傷も重度により、「浅達性」と「深達性」に分かれます。
私は小さい頃、自分でポットの熱湯を足首にかけるという事件を起こし、今も足首にはケロイド状のやけどの跡が残っているのですが、これはⅡ度熱傷の深達性に当たります。
そこで今回は、水ぶくれができるやけどである、「Ⅱ度熱傷」の対処法を詳しく説明していきます。
水ぶくれができるやけど(Ⅱ度熱傷)の対処法
冷やす
まず第一に、やけどをしたらすぐに冷やしましょう。
水ぶくれができていなくても、水道水など流水でしばらく冷やしてください。
時間の目安は10~30分程度、流水がない場合はバケツに入れた水に患部を浸してもOKです。
とにかく早く、やけどをした患部を冷やすことが大切です。
水ぶくれを保護する
やけどの水ぶくれ部分は、とても弱く、細菌に感染しやすい状態になっています。
なので応急処置として、冷やした後は、患部を清潔なガーゼや布で覆い、保護してください。
やけどの水ぶれはなるべく潰さない
やけどによる水ぶくれは、潰してしまうと、その部分から細菌感染の恐れがありますので、故意に潰したりしないでください。
やけどでできた水ぶくれは、患部を保護する役割を担っています。
また皮が薄いため、破れてしまった場合も、患部に残った薄い皮ははがさないよう、上からガーゼで覆いましょう。
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※参考記事: 水ぶくれを潰すか潰さないかの判断基準
水ぶくれが潰れてしまっても、極力刺激をしない
やけどでできた水ぶくれが、皮膚の浅いところにできた場合は、注意しても潰れてしまうことがあります。
潰れてしまった場合は、さらに細菌の感染の危険が大きくなりますので、清潔なガーゼや布で保護し、刺激をしないようにしましょう。
病院へ行く
水ぶくれができるほどのやけどをした場合、上記の応急処置が済んだら、病院を受診しましょう。
揚げ油が跳ねた程度の、数ミリほどの小さな水ぶくれでしたら問題ないかもしれませんが、痛みがひどい場合や、水ぶくれの面積が大きい場合は、すぐに病院を受診してください。
やけどによる水ぶくれで受診するのは、皮膚科、形成外科がよいでしょう。
やけどで水ぶくれができても、適切な処置を行えば跡になりにくい
ちょっとしたやけどは日常茶飯事で、特に家事で熱を使う機会の多い人や、厨房で働く人には珍しい怪我ではありませんよね。
やけどをし、少しくらい水ぶくれになっても、自然治癒で治ることは確かです。
しかし、水ぶくれができるほどのやけどをした場合は、なるべく病院を受診してください。
素人の見た目だけではなかなか、やけどの深さまでは判断できにくいですし、初期の段階で適切な処置を行えば、跡にもなりにくいですよ。
500円玉大以上の水ぶくれができた場合、すぐに病院へ
水ぶくれの大きさにより、すぐに病院に行くか悩む人も多いでしょう。
どんなやけどの症状でも、病院に行くことに越したことはないのですが、目安として、500円玉の大きさ以上の水ぶくれができた場合は、必ず病院を受診してください。
自己流の処置はNG
「やけどの水ぶくれにはアロエがよい」「市販の塗り薬をとりあえず塗る」などの、自己流での応急処置はしないようにしてください。
確かに水ぶくれに効果的な民間療法もありますが、やけどの症状は重症度により、逆効果になる処置もあります。
対処法に困った場合は、迷わず皮膚科、形成外科を受診するとよいでしょう。
まとめ
やけどで水ぶくれができた場合、「冷やして、患部を守って、病院に行くこと」をまず頭に入れておきましょう。
大きな水ぶくれができた場合は特に、早めに病院を受診することで、跡も残りにくくなりますよ。
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