やけど虫の症状5つと治療法5選
やけど虫は、コウチュウ目ハネカクシ科に属する昆虫で、毒を持っています。
今回は、そんなやけど虫の症状5つと治療法5選について解説していきます。
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目次
やけど虫の症状
やけどのように皮膚がただれる
やけど虫に触れると、まさに名前の通り、やけどのような皮膚のただれが現れます。
これを「線状皮膚炎」といい、やけど虫に触れた時の代表的な症状となります。
水ぶくれになる
こちらも線状皮膚炎の症状ですが、やけど虫に触れると水ぶくれができ、腫れがひどくなる場合があります。
ピリピリと痛みを感じる
やけど虫に触れると、皮膚がはれ、ピリピリと痛みを感じます。
腫れた部分に痛みを感じることが多く、痛みに個人差はありますが、我慢できないほどの痛みを感じることも多くあります。
風邪のような症状
やけど虫の症状では、ひどい場合、リンパ管の炎症によって風邪の症状や発熱することもあり、完治に一か月以上かかる場合もあります。
重症化により失明
そしてやけど虫の炎症成分、「ペデリン」が目に入ったら大変です。
やけど虫に触れた手で目をこすることで、間接的にペデリンが目に入ってしまうと、激しい痛みを伴い、結膜炎や角膜炎などを引き起こし、重症化すると最悪の場合は、失明してしまうこともあります。
やけど虫の治療法
患部を清潔な水で洗う
やけど虫の毒が皮膚に触れてしまったら、まずその毒を落とすために、水で洗い流してください。
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蛇口から出る水道水で十分なので、患部をていねいに洗い流してください。
周りの人に被害が広がらないように、注意しながら洗い、毒が付着している部分が、自分の体の他のところにつかないよう注意してください。
消毒する
やけど虫に触れてしまった部分を洗ったら、次に消毒をしてください。
やけど虫の毒を消毒をして成分を消すことで、体の他の部分や他人にやけど虫のペデリンがうつることを防ぎます。
病院へ行く
すぐにやけど虫の毒を洗い流しても、腫れ上がったり痛みがある場合は、病院で診てもらうようにしてください。
やけど虫による症状には個人差がありますが、腫れがある場合は、病院で専用の薬を処方してもらうことが理想です。
市販薬を使う
やけど虫による症状が軽い場合なら、市販薬を使用してもよいでしょう。
ムヒなど、ステロイドが入った軟膏が理想的です。
ただし市販薬を少しでも試して、症状が改善されない場合は、自己判断せずに迷わず病院を受診してくださいね。
絶対に刺激をしない
やけど虫の症状がどんなに軽くても、患部を刺激したり、触るようなことは絶対にしないでください。
やけど虫による線状皮膚炎は、刺激によって長引いたり悪化するケースが多くあります。
また、時間が経ってから炎症が始まる場合もあります。
気になるでしょうが、なるべく触らないよう我慢して、回復を待ちましょう。
まとめ
やけど虫は、普段なかなか目にしない虫だからこそ、珍しがって手を伸ばしがちです。
しかし絶対に触れないよう、気をつけてくださいね。
そして万が一触ってしまった時は、今回解説した適切な処置をして、症状を悪化させないようにしましょう。
また、やけど虫の発生自体を防ぐには、下記の記事も参考にしてみてください。
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