指にできた水ぶくれの対処法7選
湿疹や虫刺され、またやけどなどによって、指に大小様々な水ぶくれができてしまうことがありますが、水ぶくれの種類によって対処法が違ってきます。
そこで今回は原因別に、指にできた水ぶくれの対処法7選をご紹介していきます。
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目次
指にできた水ぶくれの対処法
やけどによる水ぶくれ
やけどはその症状の度合いによって、4段階に分けられており、水ぶくれができるやけどは、「浅達性Ⅱ度熱傷」か「深達性Ⅱ度熱傷」です。
前者は、痛みや赤みが強く水ぶくれができ、後者は全体的に赤く腫れますが、痛みは比較的軽度で、水ぶくれの下の皮膚が白くなり跡が残りやすいです。
そして、やけどによってできた水ぶくれには、「バンドエイド キズパワーパッド」がおすすめです。
傷口を湿潤状態に保つことにより、傷の回復を早めてくれます。
虫刺されによる水ぶくれ
虫刺されによって水ぶくれができる理由は、虫の唾液によるアレルギー反応により、痒みが生じて掻きむしってしまったことが原因です。
またお子様の場合、虫刺されによる過剰反応として、水ぶくれができることもあります。
そこでまず、虫刺されによる水ぶくれは潰さないようにしましょう。
※参考記事:水ぶくれを潰すか潰さないかの判断基準
潰してしまうと、水ぶくれの中の液が他の部位に付いてしまい、とびひになることがあります。
なので潰さずに、痒み止めを塗ったり、冷やしたりして対処しましょう。
手湿疹による水ぶくれ
手湿疹とは、その名の通り手にできる湿疹のことで、毎日水仕事をする主婦や、調理師に多いことから「主婦湿疹」とも言われます。
水ぶくれのほか、痒みや炎症もあります。
対処法としては、痒くても掻きむしらずに、薬局や皮膚科処方の塗り薬を塗るのがよいですね。
しかし、思わず掻きむしってしまい、水ぶくれを潰してしまったら、その部分をよく洗い清潔にして、
防水タイプの絆創膏を貼り、水や洗剤が触れないようにしましょう。
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汗疱による水ぶくれ
汗疱(かんぽう)とは、手の指や手のひらに小さな水ぶくれがいくつもできて、強い痒みを生じる病気です。
汗腺の出口部分が汗などの水分で詰まり、皮膚内に溜まることで水ぶくれになります。
対処法としては、洗剤やシャンプーがなるべくつかないように手袋を使用したり、また乾燥が汗疱の治りを悪くするため、ハンドクリームでの保湿をしましょう。
また水ぶくれが潰れてしまうと、ジクジクして痒みも酷くなりますので気をつけましょうね。
※汗疱については、下記に詳しくまとめています。
掌蹠膿疱症による水ぶくれ
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手のひらや足の裏に、膿がたまったような水ぶくれ(膿疱)ができては潰れて皮膚が剥ける、というのを繰り返す病気です。
膿疱と言っても、水ぶくれの中身は無菌性のもので、人にうつったりすることはありません。
原因は、
- アレルギー性皮膚炎
- ストレス
- 喫煙
- 耳鼻科疾患
- ビオチン欠乏
など様々であると言われており、治療法も異なりますので、皮膚科を受診して適切な治療を受けるのが一番です。
白癬による水ぶくれ
白癬(はくせん)とは白癬菌に感染した皮膚疾患、いわゆる水虫です。
水虫による水ぶくれを潰してしまうと、水ぶくれの中に潜んでいる白癬菌が、他の部位や人にうつることがありますので、潰さないようにしましょう。
また手洗いをしっかり行い、使用するタオル類は頻繁に取り替え清潔にし、白癬菌を繁殖させないようにしてください。
水虫よる水ぶくれには、水虫用の塗り薬が効果的ですので、水ぶくれ部分を清潔にした後に薬を塗りましょう。
アトピー性皮膚炎による水ぶくれ
アトピー体質の人は、指と指の間に水ぶくれができることがあります。
また、強い痒みを伴うことが多く、掻きむしってしまい水ぶくれを潰してしまったり、症状を悪化させてしまったりします。
対処法としては、刺激の少ないハンドクリームや痒み止めを使い、皮膚を保護しながら清潔を保つようにします。
そうすると徐々に症状が治まってくるでしょう。
また、アトピーの根本治療は体質改善ですので、専門の医療機関へ受診して、指導してもらってくださいね。
まとめ
以上、指にできた水ぶくれの対処法7選をご紹介しました。
基本的な対処法としては、指の水ぶくれは潰さないようにすること、刺激から守ることが大事なポイントです。
また水ぶくれの原因によっては、処方薬での治療が必要な場合もあります。
水ぶくれの原因が特定できない時は、皮膚科を受診するのが良いでしょう。
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