指先を押すと痛い原因8つと対処法2選
指先を押すと痛みがある場合、病気の可能性があります。
そこで今回は、指先を押すと痛い原因8つと対処法2選について解説していきます。
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目次
指先を押すと痛い原因
外傷
指先を押すと痛い原因として、怪我などの「外傷」が考えられます。
指をどこかに挟んだり、突き指をしてしまったりすると、筋肉と骨のつなぎ目にある腱や、骨と骨が離れないようにつなぎとめる役割のある靭帯を損傷してしまい、指先を押すと痛みを感じることがあります。
指の使いすぎ
指を酷使するような作業など「指の使いすぎ」によって指が疲労し、指先を押すと痛い原因になることがあります。
ただし指の使いすぎが原因であれば、痛みはそこまで長引くことはないので、しっかり指を休ませることができれば徐々に治っていくでしょう。
グロームス腫瘍
指先の爪の部分を押すと痛い場合は、「グロームス腫瘍」という爪にできる良性の腫瘍が原因である可能性があります。
人の血管には、心臓から出ていく血管である動脈と、心臓に戻る血管である静脈があります。
その動脈が静脈に変化する場所には、「グロムス細胞」という細胞がありますが、グロームス腫瘍は、そのグロムス細胞が異常に増えてしまうことで、腫瘍ができてしまう症状のことです。
グロームス腫瘍は、
- 爪に青いあざのようなものができる
- 指先の爪の部分を押さえると痛む
- 指を冷たい水につけると痛みがひどくなる
などの特徴があり、放置してしまうと、腫瘍が骨を圧迫して変形させてしまうことがあります。
関節リウマチ
指先を押すと痛い原因として、「関節リウマチ」の可能性もあります。
関節リウマチとは、関節が炎症を起すことで軟骨や骨が破壊され、関節が機能しなくなる病気のことで、放置してしまうと関節が変形してしまいます。
初期症状としては、食欲不振や全身倦怠感、微熱などがあり、さらに全身の関節がかたくなって、動きづらくなってしまいます。
そして手足の指など、小さい関節もかたくなって動かしづらくなり、腫れたり痛みが出てきて、指先を押すと痛いという症状が現れます。
そんな関節リウマチは、ウィルスや細菌から体を守る免疫機能に異常が起きる自己免疫疾患で
- ウィルスや細菌の感染
- 過労やストレス
- 喫煙
- 出産
などが引き金になり発症すると考えられています。
手根管症候群
指先を押すと痛い原因として、「手根管症候群」である可能性があります。
手のひらには「手根管」というトンネルがあるのですが、そのトンネルの中には、「正中神経」という神経と指を動かすための腱が片手につき9本あります。
そして「手根管症候群」とは、その手根管の中にある神経が、
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- 手を酷使する
- 妊娠などによるむくみ
- 骨折や腫瘤
これらなどによって慢性的に圧迫された状態になってしまうことで、指先を押すと痛みが出たり、しびれたり、運動障害を起こしてしまう症状のことです。
ひょう疽
「ひょう疽」は、手や足の指に細菌が感染して起こる病気で、指先を押すと痛くなります。
ひょう疽は、指先の爪の周辺に小さな傷口があったり、水仕事により手荒れが起こっていたりすると、そこから黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などという細菌が感染して指が腫れるので、指先を押すと痛み出ます。
そしてひょう疽は、ウィルスや細菌と戦う力である「免疫力」が低下している時に症状が出やすいです
症状が軽い場合は自然治癒することもありますが、膿が溜まってしまったりすると手術になることもあります。
へバーデン結節
「へバーデン結節」は、指先である第1関節が変形し曲がってしまう病気で、指先を押すと痛いことがあります。
原因は不明で、変形がひどい人もいれば、そこまでひどくない人もいて程度は様々です。
へバーデン結節は、赤く腫れ上がり痛みも伴い、第1関節付近に水ぶくれに似た「粘液嚢腫」というできもののようなものができることがあります。
手をよく使う40歳代以降の女性に多く見られる病気です。
手湿疹
「手湿疹」も、指先を押すと痛い原因の1つであると考えられます。
手湿疹は、ぶつぶつした水疱ができることによって、皮が剥けてしまったり、痛みやかゆみを伴うというつらい症状があります。
手湿疹の原因は、水や洗剤を1日に何度も使ったりすることなどで、皮膚が乾燥してしまい、肌を守るバリア機能を失ってしまうことだと言われています。
指先を押すと痛い時の対処法
応急処置をする
指を押すと痛い場合は、まず応急処置をしてください。
指の使いすぎによる痛みの場合は、指を休ませることが大切です。
また、突き指をしたり指を挟んでしまったという場合は、特に傷などがなければ、炎症や痛みを落ち着かせるために冷やすようにしましょう。
そして、手根管症候群のように神経が圧迫されていることが原因である場合は、冷えたり筋肉が緊張してしまうことがあります。
その場合は、しっかり温めて血行を良くすると痛みが緩和します。
このような応急処置ですが、原因が特定できている場合のみに行うようにして、逆に原因が特定できない場合は、無理に触ったりはしないようにしてください。
病院を受診
程度にもよりますが、指を突き指したり挟んでしまったという場合は、病院を受診しなくても治ることはあります。
しかし出血がひどかったり、骨が折れているかもしれない場合は、病院を受診しましょう。
そして指を押すと痛い原因が、突き指や指を挟んでしまったなど、はっきり分かっていればよいのですが、原因が特定できず、さらに他にも気になる症状が見受けられる場合は、早めに病院を受診するようにしてください。
特に見た目に異常がない場合は整形外科を、湿疹などがある場合は皮膚科を受診するようにしてください。
まとめ
指先を押すと痛い原因として、怖い病気の可能性もあります。
なので、指先が痛くなるようなことをした覚えがないという場合は、早めに病院を受診し、治療するようにしてくださいね。
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