ザイザルを飲んで眠い場合の対処法
効き目が良く、人気の高い鼻炎薬ザイザルですが、飲んで鼻水は止まったけれど、副作用の眠気で日中に支障が・・・。
今回は、そんな時の対処法をご説明していきます。
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ザイザルの特徴
まず、ザイザルがどのような薬なのかを解説します。
ザイザルは医療用医薬品でドラッグストアなどで市販はされていません。
1日1回の服用で丸一日効果が続く、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・皮膚炎の薬です。
医療用医薬品のアレルギー性鼻炎薬の中で、効果が強いとされているジルテックの改良版として発売されたのがザイザルです。
ジルテックは効き目が強い変わりに、副作用である眠気の症状もかなり強い所が弱点です。
ザイザルはジルテックよりも効き目は落ちるものの、1日1回という所はそのままで、眠気の副作用もジルテックよりは抑えめです。
しかしながら、一般の市販薬に比べるとずっと効き目の強い薬ですので、やはり眠気を伴います。
※ザイザルの特徴に関しては、下記の記事でより詳しくご説明しています。
眠気はいつ起こる?
薬は服用した後、胃を通り、肝臓で一度代謝されてから血液に溶け込み血中濃度が上がります。
その状態になって初めて、薬の効き目が表れるのです。
効き目が表れる血中濃度になるまでの時間は薬によって異なりますが、ザイザルの場合はだいたい服用後1時間程度です。
すると、ちょうどその頃から眠気などの副作用も起こり始めます。
日中の眠気を避ける方法
日中のお仕事などで、眠気ができるだけ起こらないようにするには、薬を服用するタイミングが重要になってきます。
ザイザルは丸1日効果を示す薬ですから、就寝中に眠気が来るように調整すれば良いのです。
具体的例を挙げると、このようになります。
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- 薬を服用:22:00
- → 就寝時間:23:00
- → 眠気のピーク:00:00~
- → 起床時間:6:00
ザイザルの血中濃度が半減するのは服用から約7時間後になるため、このように逆算して服用すれば、眠気のピークを避けることができます。
朝一番のくしゃみ鼻水も十分に抑えながら、スッキリと目覚めることができるはずです。
ぜひ、このタイミングを覚えておいてくださいね。
どうしても眠気が我慢できない場合
薬の副作用による眠気というのは、本当にどうしようもないものです。
筆者も学生時代、風邪で飲んでいた薬の副作用の影響で、2時間の講義を全く意識なく爆睡してしまった経験があります(汗)
薬との相性もありますので、同じ薬を飲んでいても人により副作用の出方は変わります。
まったく眠くならない方もいれば、異常に眠気を感じてしまう方もいるでしょう。
なので副作用を強く感じる場合は、無理をせずに薬の種類を変えるのも一つの手だと思います。
その場合は、病院で相談をしてみるとよいですよ。
また薬以外で眠気を覚ましたい場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
薬を服用した際の注意点
眠気が出る薬を服用した場合は、車の運転や機械操作などは避けなければいけません。
我慢ができない眠気が起こった場合は事故に繋がってしまいますので、十分に注意が必要です。
飲んだことのない薬を使う場合は、できるだけお休みの日に始めるのがよいでしょう。
そこで、強すぎる眠気やその他の副作用が日常生活に支障が出るほどであれば、一度お医者さんに相談した方がよいですね。
まとめ
1日に飲み直しが必要がなく効き目の長いザイザルは、花粉症で悩む方にとっては嬉しい効果の薬です。
薬の服用するタイミングを調整できれば、眠気のピークを避けることができ、花粉症の季節も爽やかに過ごすことができるでしょう。
ですが、薬の副作用が出過ぎる場合は、無理せずに薬の変更も考えましょう。
また、その他「眠気」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてくださいね。
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