ズッキーニの栄養と効能5つ
ズッキーニは、「海外から輸入されてきた、きゅうりと見た目が似た野菜」というイメージがありますが、実際はとても栄養価が高い野菜ということをご存じですか?
今回は、ズッキーニの栄養と効能5つについて、ご説明していますね。
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目次
ズッキーニとは?
ズッキーニは1970年代に日本に入ってきた、かぼちゃの仲間の野菜です。
原産はアメリカ・メキシコあたりであると言われていますが、ヨーロッパに伝わってから、南フランスやイタリアで広く普及したそうです。
近年、日本でもズッキーニの消費量がだんだん増えて、国内でも多く生産されています。
日本では宮崎・長野・群馬・千葉・茨城などの県で多く生産されています。
ズッキーニときゅうりの違い
ズッキーニときゅうりは見た目が似ているため、仲間だと思われがちですが、
- きゅうり:ウリ科のきゅうり族
- ズッキーニ:ウリ科のかぼちゃ族
と種類が異なります。
また、成分のほとんどが水分で栄養価が低いきゅうりに比べて、ズッキーニは水分量が低く、栄養価が高いという、真逆の特徴をもった野菜なんです。
それでは次に、ズッキーニに含まれる5つの栄養素と効能について、ご説明していきますね。
ズッキーニの栄養素と効能
Βカロテン
Βカロテンは、老化を促す「活性酸素」の働きを抑え、生活習慣病の予防に繋がります。
また、皮膚や粘膜の強化と、肌荒れや乾燥肌を防ぎ、免疫力を高める効能があります。
風邪予防にも非常に効きめがある成分です。
ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要なビタミンです。
皮膚や粘膜を強化し、免疫力を高める働きがあります。
よく風邪をひいたり、タバコを吸う方はビタミンCが特に不足するので積極的に摂取すると良いビタミンです。
カリウム
カリウムは、体に余分なナトリウム(塩分)の排泄に関わります。
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そのため心機能を正常に保ち、筋肉の働きを助けることで高血圧や心臓疾患の予防などに役立ちます。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の発育に必要な成分ということは良く知られていますが、その他にも、筋肉の収縮を助けることで心臓の働きのサポート、また神経の興奮と緊張を抑える効能もあります。
鉄分
鉄分は、血液の赤血球の産生に重要な成分です。
体中の酸素を運ぶために必要となりますが、活性酸素の除去や免疫力の維持にも役に立つ成分です。
女性は月経があることで、鉄分が不足しがちなので、鉄分が多く含まれた食品を積極的に摂取する必要があります。
鉄分が多く含まれているレバーなどを摂取すると効果的だと言われていますが、レバーは苦手な方も多いので、ズッキーニでも補えることは覚えておくと良いですね。
ズッキーニの栄養分を効果的に摂取できる調理法
ズッキーニに含まれるΒカロテンは、油と一緒に摂取すると吸収がよくなるため、工夫して調理すると効果的に栄養が摂取できます。
皮が軟らかいので、皮は剥かずに調理ができます。
油と塩・こしょうで炒めるだけでも美味しいですし、その他の野菜と一緒に煮込むラタトゥイユもおすすめですよ。
女性に嬉しい効能がいっぱいのズッキーニ
ズッキーニには、肌の老化に繋がる活性酸素を減らし、皮膚と粘膜の強化と免疫力アップに繋がるため、アンチエイジングにぴったりの野菜と言えます。
合わせて、不足しがちな鉄分も補えるため、女性には特におすすめですね!
比較的どんな調理法でも使える食材なので、使ったことのない方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
ズッキーニは、きゅうりと似た野菜と思われがちですが、栄養価が高く、健康的な肌を保つため、また、病気にかかりにくい体を作るためにも効果的な野菜であることが分かりましたね。
日々の買い物であまりカゴには運ばない食材かも知れませんが、明日からスタンダードな食材の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
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